事業内容
学究社グループは、教育事業を主軸に展開しており、中学、高校、大学受験生向けの進学指導塾「ena」を関東圏を中心に、北米、アジア、欧州で運営しています。同社は、個別指導の「ena個別」、最難関中高受験指導の「ena最高水準」、看護医療受験指導の「ena看護」、芸大・美大受験指導の「ena美術」、オンライン授業専門の「enaオンラインclass」、オンライン家庭教師の「家庭教師Camp」、オンライン個別指導の「個別教師Camp」を提供しています。
また、不動産事業として、学究社グループが保有する住居用・事務所用不動産の賃貸業を行っています。さらに、同社の連結子会社である株式会社インターエデュ・ドットコムは、インターネットを通じた受験・教育情報の配信サービスを提供しており、教育情報のアクセス拡大に貢献しています。
その他、人材派遣紹介業を行う「㈱エデュケーターサポートサービス」や、米国、カナダ、シンガポール、ヨーロッパで邦人子女を対象とした進学塾「ena」の運営、中国での塾運営コンサルティング業務など、国内外で多岐にわたる教育関連サービスを展開しています。これらの事業を通じて、学究社グループは、グローバルな視点で教育サービスの提供を行っていることが伺えます。
経営方針
学究社は、教育事業を核として、国内外で多様なサービスを提供している企業です。同社は、創立50周年を迎え、「人間尊重」を経営の基本理念に掲げ、教育理念として「勇気・品性・誠実」を掲げています。新しい時代の波に積極的に立ち向かい、革新的な手法で業容を拡大してきました。その成果として、同社株式は東京証券取引所市場第一部銘柄に指定され、プライム市場への移行も果たしています。
中期経営計画では、2025年3月期までの3年間で売上高営業利益率20%を目標に設定しており、この目標は既に達成しています。同社は、質の高い授業の実践と合格実績にこだわり、的確な受験情報の提供を通じて、生徒・保護者からの高い支持と信頼を獲得することを目指しています。
経営戦略として、都立中・都立高の合格実績シェアの向上、大学受験までの一貫した経営モデルの確立、新規校舎展開を重点領域としています。特に、都立中・都立高への社会的な関心の高まりを背景に、高い合格実績を維持し、生徒数の増加を目指しています。また、不合格者に対するサポートの充実や、継続的な指導体制の構築を進めています。
さらに、DX事業の推進や、オンライン授業のコース展開など、デジタル化への対応も積極的に行っており、無料動画配信サービス「合格城」のスタートなど、新たな取り組みを進めています。これらの戦略を通じて、学究社は、教育業界における競争力の強化と、持続可能な成長を目指しています。