事業内容
NSD株式会社(以下、NSD)とそのグループ企業は、システム開発事業とソリューション事業を中心に展開しています。NSDグループは、NSDを含む子会社9社と関連会社4社で構成されており、幅広い業界に対してITサービスを提供しています。
システム開発事業は、金融IT、産業・社会基盤IT、ITインフラの3つのセグメントに分かれています。金融ITでは、銀行や保険会社、証券会社などの金融機関向けにソフトウェア開発やシステムコンサルティングを行っており、NSD先端技術研究所やNSD International,Inc.、成都仁本新動科技有限公司が主な関係会社です。産業・社会基盤ITでは、製造業や通信業、運輸業などの企業や公共団体にサービスを提供しており、㈱NSD先端技術研究所や㈱FSK、㈱Triggerがこのセグメントに含まれます。ITインフラセグメントでは、IT基盤やネットワーク構築、システムの保守・運用などを手掛け、㈱FSKやNSD International,Inc.が関連しています。
ソリューション事業では、システムを利用したサービスの提供やシステムプロダクトの販売を通じて、汎用性の高いソリューションから業務特化型のソリューションまで幅広く提供しています。この事業には、㈱NSD先端技術研究所、㈱ステラス、㈱FSK、NSD International,Inc.、㈱シェアホルダーズ・リレーションサービス、北京仁本新動科技有限公司が主な関係会社として挙げられます。
NSDグループは、これらの事業を通じて、多様な業界に対してITソリューションを提供し、顧客のビジネス価値向上に貢献しています。
経営方針
NSD株式会社(以下、NSD)は、社員、顧客、株主との共存共栄を企業活動の原点とし、最先端のIT技術の探求と社会に役立つソリューションの創造・提供を通じて、社会の健全な発展に貢献することを経営理念としています。同社は、社員が最大の財産であるとの認識のもと、健全で働きやすい環境の提供、お客様の発展への寄与、公平で透明性の高い経営を推進し、企業価値の向上を目指しています。
中期経営計画(2022年3月期~2026年3月期)では、連結売上高1,100億円、新コア事業売上高500億円、営業利益165億円、当期純利益105億円を計数目標として掲げています。これらの目標達成に向け、NSDは以下の基本戦略を展開しています。
1. システム開発事業における持続的な成長の達成:お客様からの高度化・多様化するニーズに応えるため、新技術・DX関連への対応力を向上させます。
2. 新技術・DX関連事業への一層の注力:位置情報ソリューション、画像解析、音声認識などのAI・IoT製品開発や営業基盤の拡充を図ります。
3. ソリューション事業における規模の拡大:M&Aによる子会社化や新たなソリューションの創出・開発に注力します。
4. SDGs/ESG(環境、社会、ガバナンス)に対する取り組みの強化:持続可能な社会の実現に資する経営に取り組みます。
5. 優秀な人財の確保:積極的な採用活動や地方の優秀な人財の採用、M&Aによるエンジニア増員などにより、多種多様な人財が活躍する環境を整えます。
これらの戦略を通じて、NSDはデジタル化の流れに対応し、より付加価値の高い企業体質への変革を図り、持続的な成長を目指しています。