事業内容
カナモトは、建設機械のレンタル・販売を中心に、多岐にわたる事業を展開しています。国内外において、建設関連事業を主軸に据え、什器備品や保安用品のレンタル・販売、仮設ユニットハウスの設計・販売、特殊機械のレンタル・設計製造販売などを手掛けています。また、一般計測機器や自動測量システムの構築・レンタル・販売、シールド工法関連の周辺機器、道路建設機械のレンタル・販売、トンネル工事専用機材、吹き付けコンクリートプラントの設計・製作・レンタル・販売など、建設業界に必要な様々なサービスを提供しています。
海外では、オーストラリア、中国、ベトナム、マレーシア、インドネシア、タイ、フィリピンにおいて、建設機械のレンタル・販売を行っており、特にオーストラリアでは車輛・建設機械のレンタル・販売に加え、土木工事やガス管敷設工事も手掛けています。中国では、環境保全設備や地下工事用建設機械のレンタル、設計・製造も行っています。
その他の事業として、鉄鋼関連事業では建築用資材の販売、情報関連事業ではコンピュータ及び周辺機器のレンタル・販売、福祉関連事業では介護用品のレンタル・販売を行っており、これらの事業を通じて、幅広いニーズに応えるサービスを提供しています。
経営方針
カナモトは、建設機械のレンタル・販売を中心に、多岐にわたる事業を展開している企業です。同社は、中期経営計画「Creative 60」を推進し、持続的な成長と企業価値の向上を目指しています。この計画では、国内営業基盤の拡充、海外展開、内部オペレーションの最適化を重点施策として踏襲しつつ、サステナビリティを意識した事業展開や社会環境変化への積極的な対応を通じて、事業のレジリエンスを強化しています。
さらに、サステナビリティ基本方針を策定し、環境や社会の持続可能性に関する課題への積極的な取り組みを進めています。これにより、環境・社会課題の解決と事業の融合を図り、企業価値の一層の向上を目指しています。
経営上の目標達成に向けて、カナモトはROE(自己資本利益率)及び自己資本比率の向上を目指し、資産効率の重要指標としてROI(投下資本回収率)、EBITDA+(減価償却他調整前営業利益)を重視しています。また、連結売上高や連結営業利益の増加を通じて、会社の成長性を示す指標としています。
同社は、建機レンタルビジネスの主力事業において、営業エリアの特性と顧客ニーズに応じたレンタル用資産の選択、資産戦略の深化、メンテナンスコストの最適化、収益性の向上などに取り組んでいます。また、海外事業の更なる充実を目指し、パートナー戦略を含めた営業体制の強化や資産・収益管理の徹底を図っています。
これらの戦略を通じて、カナモトは持続可能な成長を目指し、社会に貢献できる企業集団となることを目標にしています。