事業内容
東京都競馬は、多岐にわたる事業セグメントを展開しており、その主な事業内容には公営競技事業、遊園地事業、倉庫賃貸事業、サービス事業が含まれます。公営競技事業では、大井競馬場や伊勢崎オートレース場をはじめとする施設の賃貸および管理を行っており、これらの施設では公正なレースの実施が可能です。また、在宅投票システムの運営も手掛けています。
遊園地事業では、東京サマーランドの運営を連結子会社に委託しており、家族連れなどに楽しんでもらえる総合レジャーランドとしてのサービスを提供しています。倉庫賃貸事業では、物流施設を連結子会社を通じて他社への賃貸も行っており、物流の効率化に貢献しています。
サービス事業においては、商業施設の賃貸や管理、オフィスビルの運営、さらにはトランクルームや賃貸マンション、レストランの運営など、幅広いサービスを提供しています。これらの事業を通じて、東京都競馬は多様なニーズに応えるサービスを展開し、地域社会に貢献しています。
特集記事
経営方針
東京都競馬は、その経営方針において、「空間に思いを馳せ、人々の笑顔を創造する」という企業理念のもと、持続的かつ安定的な成長を目指しています。同社は、多角的な事業展開を進めることで、中長期的な企業価値の向上を図り、健全で透明性の高い経営を行っています。また、「安心」かつ「安全」な施設とサービスの提供に努めるとともに、企業の社会的責任を果たす取り組みを進めており、ESGを意識した施策の推進やSDGsの達成に寄与しています。
2021年度を初年度とする「第3次中期経営計画~Galloping into the future~」を策定し、公営競技事業を中心とした積極的な設備投資及び各セグメントにおける様々な施策を推進しています。これにより、グループの成長を促進し、社会・環境問題への適切な対応を通じて、中長期的な企業価値の向上を目指しています。
公営競技事業では、インターネット投票サービスのSPAT4の機能強化や顧客ニーズに合わせたサービスの充実を図り、大井競馬場をはじめとする各施設の再整備・有効活用を推進しています。また、環境に配慮した施設づくりを進め、場内照明のLED化や再生可能エネルギーへの移行を推進しています。
遊園地事業では、東京サマーランドにおいて、施設の耐震・リニューアルに取り組み、新プールの導入を進めています。倉庫賃貸事業では、新倉庫の稼働や既存倉庫の活用・改修に取り組んでいます。サービス事業では、大井競馬場第3駐車場の開発計画を進め、空調設備事業においては、人材確保と育成に努めています。
これらの施策を通じて、東京都競馬は、新型コロナウイルス感染症の流行による生活様式の変化や社会課題に対応し、絶えず成長する企業であり続けることを目指しています。