事業内容
スバル興業は、自身と15の子会社で構成されるグループ企業であり、主に道路関連事業、レジャー事業、不動産事業の三つのセグメントで事業を展開しています。
道路関連事業では、道路の維持管理、土木工事、清掃業務を行っており、これらの業務は高速道路事業者や官公庁からの受注によるものです。スバル興業は、これらの業務の一部を名古屋道路サービス、トーハイクリーン、環境清美などの子会社に委託しています。また、太陽光発電事業も手掛けています。
レジャー事業では、飲食事業とマリーナ事業を展開しています。飲食事業では、東京ハイウエイやハイウエイ開発に売店商品の販売を行い、スバルラインサポートが飲食店の運営管理を担当しています。マリーナ事業では、東京夢の島マリーナや浦安マリーナの管理運営を行っています。
不動産事業では、吉祥寺スバルビルを含む所有不動産の賃貸業務を行っており、ビルメン総業が賃貸ビルの保守管理や清掃業務を担当しています。また、盛岡においては、自社所有の土地やビルメン総業から賃借した土地を利用した駐車場事業も展開しています。
これらの事業を通じて、スバル興業は多岐にわたるサービスを提供し、幅広いニーズに応えています。
経営方針
スバル興業は、社会に奉仕することを企業理念とし、道路関連事業、レジャー事業、不動産事業を柱に事業を展開しています。同社は、2022年3月に策定した中期経営戦略「TRY!2025」を通じて、企業価値の向上を目指しています。この戦略では、サステナブルな社会づくりへの貢献、過去最高の売上高・営業利益の更新、環境に配慮した事業の推進、人材の充実と新しい働き方の推進、実効性の高いガバナンス体制の強化を基本方針として掲げています。
道路関連事業では、受注拡大に向けた体制強化、年間契約案件の確実な受注、大規模更新・修繕等の単発契約案件の受注、環境事業の拡大と新技術開発の推進、新たな業務への参画・拡大を具体的な経営戦略としています。レジャー事業では、飲食事業において安全衛生管理の徹底やフードロス削減、テイクアウト販売の充実化、新規店舗の開店検討、商品提案によるシェア拡大を、マリーナ事業では、施設利用者数の増加や新規マリーナの運営受託を目指しています。不動産事業では、所有物件の計画的な点検・修繕工事の実施や新規不動産の取得を戦略として挙げています。
これらの戦略を背景に、スバル興業は2025年1月期の中期目標として、売上高300億円、営業利益45億円の達成を目指しています。同社は、事業環境や顧客動向を踏まえ、グループ一丸となってこれらの目標達成に取り組んでおり、サステナブルな社会の実現に向けた貢献を目指しています。