事業内容
ウェッジホールディングスとそのグループ企業は、主にコンテンツ事業を中心に展開しています。この事業は、映像、音楽、アニメ、雑誌、書籍、トレーディングカードゲーム、ウェブ、イベントなどの企画・制作・編集・デザイン・卸売・小売・運営・配信及び関連するライツ事業を手掛けています。これらの事業は、同社のユニコン事業部、ホビー事業部、ブレインナビジャパン事業部、コンテンツビジネス企画推進室、樹想新社株式会社によって構成されています。
また、同社グループはその他の事業として、株式の取得・保有を通じて子会社及び持分法適用関連会社を管理する事業も展開しています。この部門は、Engine Holdings Asia PTE.LTD.とEngine Property Management Asia PTE.LTD.によって構成されています。
これらの事業を通じて、ウェッジホールディングスは多岐にわたるコンテンツの提供を行い、デジタルファイナンス事業やリゾート事業など、他の領域にも事業を拡大しています。ただし、デジタルファイナンス事業の会社が持分法適用関連会社となったことから、現在はコンテンツ事業のみが単一セグメントとして位置づけられています。
経営方針
ウェッジホールディングスは、コンテンツ事業を中心に、デジタルファイナンス事業やリゾート事業など多岐にわたる分野で事業展開を進めています。同社の成長戦略は、東南アジア市場を中心にグローバルな事業展開を加速させることに焦点を当てています。
コンテンツ事業では、日本国内での売上高の増加と海外展開の成功が見られます。特にベトナムやインドネシアでの売上高が増加しており、コロナ禍の中でも販売店数の増加が寄与しています。中期経営計画「アクセルプラン」に基づき、コンテンツの獲得と固定費の削減による利益確保が進んでいます。
デジタルファイナンス事業では、タイをはじめとする東南アジア諸国での展開を進めており、非都市部で高い競争力を持つ事業を形成しています。しかし、コロナ禍や政治的な不安定さによる影響を受け、一部の国では営業停止状態に陥るなどの課題も抱えています。今後は、東南アジア各国の経済状況に応じた事業方針の展開がテーマとなります。
リゾート事業では、タイのピピ島にある5つ星ホテル「Zeavola Resort」を運営しており、世界的なホテル賞を受賞するなど、収益性の高い事業となっています。客室稼働率の回復やタイの入国制限の緩和により、今後も成長が期待されます。
ウェッジホールディングスは、これらの事業を通じて、東南アジアにおける事業の推進とグローバル化への対応を重要な成長戦略として位置づけています。同社グループは、東南アジア地域における強いノウハウや人材、組織を活かし、積極的に事業展開を推進していく方針です。