イーレックス【9517】 プライム(内国株式)

再生可能エネルギーを軸に燃料、発電、トレーディング、電力小売事業を展開、バイオマス発電所運営やCO2フリープラン等のサービス提供。

イーレックス【9517】 プライム(内国株式)

再生可能エネルギーを軸に燃料、発電、トレーディング、電力小売事業を展開、バイオマス発電所運営やCO2フリープラン等のサービス提供。

事業内容

イーレックスは、持続可能な社会の実現を目指し、再生可能エネルギーを核とした事業展開を行っています。同社グループは、燃料事業、発電事業、トレーディング事業、電力小売事業の4つのセグメントを一体化させ、安定的な収益確保とリスクの分散化を図りながら成長を遂げています。

電力小売事業では、エバーグリーン・マーケティング株式会社やエバーグリーン・リテイリング株式会社をはじめとする販売子会社5社が、全国の法人・個人に電力を供給。CO2フリープランやデマンドレスポンスサービス、太陽光PPAなど、多様なサービスを展開しています。

発電事業では、バイオマスを燃料とする発電所を運営。佐伯、豊前、大船渡、沖縄の4発電所は、再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT制度)に基づき、発電した電力を販売しています。また、糸魚川発電所の株式譲渡契約を締結し、バイオマス専焼発電所への転換を進めています。

燃料事業では、バイオマス燃料の安定供給とコスト低減を目指し、EREX SINGAPORE PTE.LTD.を通じて、良質なバイオマス燃料を調達。新規バイオマス燃料の開発や未利用の木質残渣・もみ殻等の活用も進めています。

トレーディング事業では、市場環境の変化に対応し、安定的かつ価格競争力のある電力調達を目指しています。電力市場価格変動リスクを低減するためのデリバティブ取引や環境価値取引等も手掛けています。

海外事業では、アジア諸国における再生可能エネルギーの事業展開を推進。カンボジアの水力発電プロジェクトやベトナムでのバイオマス発電事業の開始など、脱炭素化とエネルギー自給率の向上に貢献しています。

特集記事

経営方針

イーレックスは、2030年ビジョン「持続可能な社会実現のために再生可能エネルギーをコアに電力新時代の先駆者になる」を掲げ、経済合理性を追求しつつ、国内外で再生可能エネルギーを基軸にした事業展開を進めています。同社は、気候変動対策に積極的に取り組み、再生可能エネルギーの開発促進やCO2フリー電気の供給拡大を通じて、脱炭素社会への移行を目指しています。

経営環境の変化に対応するため、イーレックスは「第二の創業」と位置づけ、変革と海外事業拡大を推進しています。具体的には、事業体質の強化と新たな事業領域への展開をテーマに、持続的な成長を目指しています。電力小売事業では、多様な新サービスや料金プランの開発、提供を進め、発電事業では、バイオマス発電所の安定稼働に注力しています。また、燃料事業では、バイオマス燃料の調達源の拡充やサプライチェーンの強化を図り、トレーディング事業では、電力調達の最適化と価格競争力の確保に努めています。

海外事業の拡大も重要な戦略であり、カンボジアの水力発電プロジェクトやベトナムでのバイオマス発電事業など、アジア諸国での再生可能エネルギー事業を積極的に推進しています。これらの取り組みを通じて、イーレックスは脱炭素社会の実現に貢献し、環境価値を収益源として成長を加速させることを目指しています。