SBSホールディングス【2384】 プライム(内国株式)

物流を中核に、不動産事業や人材、環境、マーケティング、太陽光発電等の多岐にわたるサービスを展開。

SBSホールディングス【2384】 プライム(内国株式)

物流を中核に、不動産事業や人材、環境、マーケティング、太陽光発電等の多岐にわたるサービスを展開。

事業内容

SBSホールディングスは、持株会社制を導入しており、2022年12月31日現在、子会社57社(うち連結子会社41社)及び関連会社9社(うち持分法適用関連会社1社)から構成されています。同社は、グループ戦略の立案・決定やグループ会社のモニタリング機能を果たすとともに、グループ会社への各種共通サービスの提供を行っています。

同社グループの中核事業は物流であり、企業間(BtoB)物流の分野で総合的な物流事業を展開しています。具体的には、3PL(サード・パーティ・ロジスティクス)及び4PL事業、食品物流事業、運送事業、即配サービス事業、国際物流事業、物流コンサルティング事業などを手がけています。これらの事業を行う主な関係会社には、SBS東芝ロジスティクス株式会社、SBSリコーロジスティクス株式会社、SBSロジコム株式会社などがあります。

また、不動産事業では、所有する施設をオフィス、住居、倉庫などを用途として賃貸する事業や物流施設の開発・販売事業を行っています。このセグメントにおける主な関係会社は、SBSロジコム株式会社、SBSアセットマネジメント株式会社などです。

その他事業としては、人材事業、環境事業、マーケティング事業、太陽光発電事業などを展開しています。これらの事業を通じて、顧客企業の物流センター等で発生する業務を担うスタッフの派遣や紹介、一般及び産業廃棄物の回収及び中間処理、広告制作や広告代理などを行っています。主な関係会社には、SBSスタッフ株式会社、SBS即配サポート株式会社、マーケティングパートナー株式会社などがあります。

SBSホールディングスグループは、これらの事業を通じて、物流を中心に多角的なビジネスを展開し、経済活動に必要不可欠な社会基盤の一翼を担っています。

経営方針

SBSホールディングスは、物流業界の大きな構造転換期において、その変化を好機と捉え、経営戦略を推進しています。同社グループは、「全方位の物流機能を有する3PL企業集団」として、総合提案力、専門性、課題解決力を基盤に、サプライチェーンの一翼を担い、顧客の効率的な企業活動をサポートしています。また、CSR経営にも真摯に取り組み、安全、環境、社会貢献を実現することで、企業価値と株主価値の向上に努めています。

中長期的な視点から、事業の持続的成長、収益力及び資本効率の向上を目指し、物流施設の自社開発と流動化サイクルを計画的に循環させる独自のビジネスモデルを推進しています。このビジネスモデルにより、3PL及び4PL事業の安定的成長を図りつつ、積極的な投資活動と財務健全性の維持のバランスを重視しています。

経営環境の変化に対応するため、同社グループは3PL及び4PL事業のさらなる強化と独自のサービスモデル確立、物流施設開発と既存施設の流動化による財務健全性の維持、そして海外における事業の選択と集中を推進する基本方針を掲げています。これらの方針を通じて、激しい企業間競争に勝ち残り、物流の未来を創造する集団であり続けることを目指しています。

さらに、新型コロナウイルスの影響や国際情勢の変化による経営環境の不確実性の中、経営の透明性・効率性の確保やグループシナジーの極大化を図り、競争力向上に努めています。また、Eコマース事業への対応、物流人材やグローバル人材の育成、ロボット化の積極的な導入など、今後の成長を持続するための取り組みを進めています。