事業内容
ルネサンスは、スポーツクラブの運営及びその関連事業を中心に展開している企業です。同社グループは、ルネサンス本体と連結子会社の株式会社BEACH TOWN、RENAISSANCE VIETNAM INC.、持分法適用会社の株式会社東急スポーツオアシスで構成されています。報告セグメントは「スポーツクラブ運営事業」のみであり、フィットネスクラブやスイミング、テニス、ゴルフスクールなどのスポーツクラブ事業を主軸に据えています。
また、法人会員向けのヘルスケア事業や施設運営受託、自治体とのまちづくり支援事業、介護リハビリ事業など、多岐にわたるサービスを提供しています。2023年3月31日現在、日本国内では首都圏を中心にスポーツクラブ128施設(直営105施設、業務受託23施設)、スタジオ業態施設2施設、リハビリ施設43施設(直営32施設、フランチャイズ11施設)、アウトドアフィットネス15施設(直営6施設、業務受託9施設)を展開しています。海外では、ベトナムに2施設を持っており、国内外で幅広い健康関連サービスを提供しています。これらの事業を通じて、ルネサンスは多様なニーズに応えるスポーツ・健康関連サービスを展開しています。
経営方針
ルネサンスは、「人生100年時代を豊かにする健康のソリューションカンパニー」という長期ビジョンのもと、スポーツクラブ事業を核とした成長戦略を推進しています。同社は、既存施設の収益性向上と新規施設の成長、介護リハビリ事業の拡大、企業や自治体向けのヘルスケア事業の強化を通じて、社会的価値と事業価値の両方を追求しています。
具体的には、スポーツクラブ事業では、会員数の増加と単価アップを目指し、サービスデザインの再設計や店舗運営の効率化、デジタル技術の活用を進めています。また、地域社会との連携を深めることで、地域に根ざした活動を推進しています。
ヘルスケア領域では、「元気ジム」のフランチャイズ展開やオンラインプログラムを用いた健康経営支援の拡大、自治体との協働による健康増進施設の運営など、多角的なアプローチで事業拡大を図っています。
人材投資にも力を入れており、健康経営の実践や従業員エンゲージメントの向上、人材開発と組織開発の推進、給与水準の見直しを通じて、持続可能な成長の基盤を築いています。
さらに、企業変革とデジタルトランスフォーメーション(DX)を進めるため、部門横断でのコミュニケーション促進や全社最適の視点でのシステム設計に取り組んでいます。これらの戦略を通じて、ルネサンスは健康関連サービスの提供を通じた社会課題の解決と、企業の持続的な成長を目指しています。