事業内容
クロップスグループは、クロップス株式会社を中心に、株式会社モバイルドリーム、株式会社クロップス・クルー、いすゞビルメンテナンス株式会社、株式会社テンポイノベーション、店舗セーフティー株式会社、株式会社ハピラ、株式会社七つの海、INNOVARE HOLDINGS PTE.LTD.を含む合計23社で構成されています。同社グループは、多岐にわたる事業セグメントを展開しています。
移動体通信事業では、クロップス株式会社と株式会社モバイルドリームが、au商品の専売店「auショップ/au Style」や「UQスポット」を中心に、関東と東海地方で合計71店舗を運営しています。
人材派遣事業は、株式会社クロップス・クルーが担当し、名古屋鉄道グループやトヨタ自動車グループを主要取引先として、東海地区と首都圏で一般労働者派遣や技術者派遣、業務請負、有料職業紹介を提供しています。
ビルメンテナンス事業は、いすゞビルメンテナンス株式会社が、いすゞ自動車グループを主要顧客として、首都圏で商業施設やオフィスビルの清掃、設備管理、施設警備などを手掛けています。
店舗転貸借事業と不動産売買事業は、株式会社テンポイノベーションが中心となり、飲食店舗の開店・閉店支援サービスや店舗管理、不動産の仕入れ販売を首都圏で展開しています。店舗セーフティー株式会社は、店舗家賃保証事業を営んでいます。
卸事業では、株式会社ハピラが文具・生活用品の卸売りを、株式会社七つの海が自然派化粧品の卸売りをそれぞれ行っており、100円ショップや通信販売、百貨店、専門店などが主な取引先です。
海外事業は、INNOVARE HOLDINGS PTE.LTD.が中心となり、シンガポールや香港を含む11カ国で、労働ビザの申請や給与計算、税金・社会保険料計算などの受託業務をアジア地域で展開しています。
経営方針
クロップスグループは、多様な事業セグメントを通じて、継続的な成長と企業価値の向上を目指しています。同社は、新しい価値の創造とステークホルダーとの共生を経営の基本方針とし、「みなさまのサプリメントになる」をコンセプトに掲げています。この方針の下、M&Aの活用を含む経営努力を推進し、グループ全体の収益力向上と業容拡大を図っています。
経営戦略として、移動体通信事業では市場の変化に対応し、店舗展開と顧客ニーズへの応答を強化しています。人材派遣事業では、専門知識を持つ人材の獲得と市場開拓に注力。ビルメンテナンス事業では、新規顧客の開拓とコスト削減による利益率向上を目指しています。店舗転貸借事業と不動産売買事業では、市場性の高い店舗物件の仕入れと不動産業者とのリレーションシップ強化に焦点を当てています。卸事業では、新商品の開発とeコマース販売の強化を進めています。海外事業では、東南アジア圏でのサービス品質向上と信頼獲得に努めています。
経営上の目標としては、連結ベースでの売上高経常利益率を6.0%と設定し、構造改革と新規事業取得による収益力向上を追求しています。クロップスグループは、これらの戦略を通じて、変化の速い経営環境に対応し、持続可能な成長を目指しています。