トレーディア【9365】 スタンダード(内国株式)

輸出入業務、国際物流、倉庫管理、船内荷役など、幅広い物流サービスを提供。

トレーディア【9365】 スタンダード(内国株式)

輸出入業務、国際物流、倉庫管理、船内荷役など、幅広い物流サービスを提供。

事業内容

トレーディア株式会社とそのグループ企業は、輸出部門、輸入部門、国際部門、倉庫部門、およびその他の部門を含む幅広い事業セグメントを展開しています。輸出部門では、輸出貿易業者からの委託に基づき、輸出書類の作成、貨物の梱包、通関手続き、港湾での船舶への輸送、現地での配送と据付けまでを一貫して行っています。この部門は、日本の五大港を拠点に業務を展開しています。

輸入部門では、海外からの輸入貨物に関する一連のサービスを提供しており、これには船舶やコンテナの手配、関連する官公庁への申請、輸入関税・消費税の申請、および港湾での貨物受取りや荷主への引渡しが含まれます。また、五大港を中心に商品の保管や仕分けなども行っています。

国際部門では、海外の業者との業務提携を通じて、日本と諸外国間の外航海運を利用した運送サービスを提供しています。これには、諸外国の内陸運送や通関を含むドア・ツー・ドアの輸送が含まれます。

倉庫部門では、阪神地区に保有する倉庫設備の一部を貸し出し、賃料収入を得ています。その他の部門では、船内荷役などの事業を行っています。

トレーディア株式会社のグループ企業には、輸出入に関わる業務を請け負う大日物流株式会社、損害保険代理業を行うソーラー・エンタープライズ株式会社、倉庫作業の請負を主な業務とする株式会社忠和商会などがあります。これらの企業は、トレーディア株式会社の事業を支える重要な役割を担っています。

経営方針

トレーディア株式会社は、国際物流業務を通じて世界の産業と生活に貢献することを事業コンセプトに掲げています。同社は、顧客の課題解決を通じて高付加価値のサービスを提供し、経営基盤の強化と収益性の向上を目指しています。また、働きがいのある職場環境の構築にも注力しています。

同社は、国際物流のトータルプランナーとしての役割を果たすべく、革新を続け、顧客ニーズの変化に迅速に対応する経営を進めています。港湾物流業界の変化に対応するため、効率的な体制づくりと物流の合理化に取り組んでいます。具体的には、港湾関連データの電子化やクラウドサービスの提供を通じて、IT環境の整備と業務の効率化を推進しています。

海外事業の拡大も同社の重要な戦略の一つです。海外合弁会社を中心に、サービスの強化と新商品開発を進め、海外生産拠点の変化に柔軟に対応することで、国際物流網の強化を図っています。また、新たな投資先の模索と積極的な投資を通じて、海外事業の収益源を拡大しています。

トレーディアは、港湾物流を担う企業として、人手不足や物流コストの上昇などの課題にも対応しています。業務の効率化と固定費削減に取り組み、顧客からの信頼を得ることで、業績の向上を目指しています。これらの戦略を通じて、同社は継続的に安定した収益を確保し、企業価値の向上を目指しています。