事業内容
リンコーコーポレーション及びそのグループ企業は、幅広い事業セグメントを展開しています。主な事業には、港湾運送事業、通運事業、倉庫業、貨物自動車運送業、船舶碇繋場業、不動産業、ホテル業、機械整備販売業、物品販売業、その他附帯事業が含まれます。
運輸部門では、新潟港を中心に入出港船舶の本船積卸や沿岸作業等の海陸一貫作業を行っています。リンコー港運倉庫株式会社は、新潟港における入出港船舶の本船積卸作業及び沿岸作業並びに筏作業等を手掛けています。通運事業では、リンコー運輸株式会社が新潟貨物ターミナル駅、沼垂駅及び焼島駅における鉄道貨物の取扱い、積卸、集貨配達業務を展開しています。
倉庫業では、新潟港に倉庫や上屋を所有し、貨物の保管、仮置、入出庫作業を行っています。貨物自動車運送事業では、港湾経由の貨物及び国内流通貨物の輸送業務を提供しています。
船舶碇繋場業では、リンコーコーポレーションが臨港埠頭入出港船貨物の通過及び繋船、纜取、給水作業を行っています。その他附帯事業としては、通関業、船舶代理店業、航空貨物取扱業などを手掛けています。
不動産部門では、リンコーコーポレーションが所有する土地建物の賃貸や分譲並びに仲介業務を展開しています。ホテル事業部門では、株式会社ホテル新潟がホテル、結婚式場、宴会、食堂の経営を行っています。
関連事業部門では、機械整備販売業として、建設機械等の販売及び各種自動車、機械の修理、整備、部品販売の業務を提供しています。また、物品販売業では、住宅建設資材や日用品・雑貨等の販売、貿易業務を行っています。これらの事業を通じて、リンコーコーポレーショングループは多角的なビジネスを展開しています。
経営方針
リンコーコーポレーション及びそのグループ企業は、新潟を基盤とした多様な事業を展開しており、その成長戦略は地域社会への貢献とグローバルな視野に立った事業運営に重点を置いています。同社は、新潟の地理的優位性を活かし、総合物流事業、ホテル事業、不動産事業などを通じて、安全かつホスピタリティーの精神に基づくサービス提供を目指しています。また、地域NO.1企業を目指すと共に、効率的な経営とコスト競争力のある企業体質の維持に努め、安定した成長を追求しています。
中期経営計画(2022年度~2024年度)では、「コンテナ貨物関連の事業強化」「港湾荷役作業・運搬事業の作業効率の向上とコスト削減」「社有資産の有効活用の推進」「人材確保・育成」を主な方針として掲げています。これらの方針の下、ESGを意識した事業運営にも取り組み、企業価値の向上を目指しています。
収益基盤の安定・向上に向けては、運輸部門の事業基盤強化や新潟港における荷役作業の効率化、再生可能エネルギー関連商材の輸送強化などに注力しています。また、ホテル事業部門では、需要回復を収益向上につなげるための様々な取り組みを進めています。
人材の確保・育成、職場環境の整備と安全衛生の取り組み、財務基盤の安定に向けた取り組み、コンプライアンス・内部統制の強化、環境保全への取り組みなど、幅広い分野での課題に対処しています。これらの取り組みを通じて、リンコーコーポレーションは持続可能な成長と安定的な発展を目指しています。