事業内容
ヤマタネは、物流、食品、情報、不動産の4つの主要事業セグメントを持つ企業グループです。物流関連では、倉庫業務を中心に、寄託物品の保管や貨物の入出庫業務を行っており、これらのサービスはヤマタネロジワークスが担当しています。また、港湾運送業として、京浜港や神戸港での一般港湾運送事業を展開し、貨物利用運送業では、ヤマタネロジスティクスを通じて貨物の運送サービスを提供しています。
食品関連事業では、全国の主要産地から玄米を仕入れ、玄米販売及び精米加工を行い、大手量販店や外食産業、コメ小売店などに卸売販売をしています。情報関連事業では、コンピュータ・システムの導入から開発、保守、運用までのトータルサービスを提供し、ソフトウェアやハードウェアの研究・開発、販売も行っており、ヤマタネシステムソリューションズがこれに関わっています。
不動産関連事業では、不動産の売買、仲介、ビル等の賃貸、管理業務を展開し、所有ビルの管理は山種不動産に委託しています。これらの事業を通じて、ヤマタネは多角的なビジネスモデルを構築し、様々なニーズに応えるサービスを提供しています。
経営方針
ヤマタネは、物流、食品、情報、不動産の4つの主要事業セグメントを持つ企業グループであり、2024年に創業100周年を迎える企業です。同社は、サステナビリティ経営の高度化を目指し、「ヤマタネ2031ビジョン」を策定しています。このビジョンに基づき、中期経営計画「ヤマタネ2025プラン」を進行中であり、持続可能な社会の実現への貢献と企業価値の向上を目指しています。
同社は、経営基本方針として、社会に貢献することを企業理念とし、山種経営三原則「分に応じた経営」「積み上げ主義」「予算経営」を掲げています。また、コーポレートメッセージとして“「続く」を支える。”を掲げ、ステークホルダーの持続可能性を支援することをミッションとしています。
サステナビリティ方針の下、ヤマタネは環境、社会、ガバナンスの各分野で重要課題を特定し、2030年目標を設定しています。これには、温室効果ガス排出量の削減、エネルギー使用量の削減、廃棄物及び有害物質の管理、製品・サービスの品質向上、安全衛生の推進、個人情報保護及びデータセキュリティの強化、リスクマネジメント、人財の多様性と活躍の促進、地域コミュニティ及び生産地と農業の発展、持続可能なコメの調達の推進、コーポレート・ガバナンスの深化などが含まれます。
ヤマタネは、これらの取り組みを通じて、物流と食の流通を通じた豊かな社会づくりにチャレンジし、持続可能な社会の実現への貢献とともに、企業価値の向上を図ることを目指しています。