丸全昭和運輸【9068】 プライム(内国株式)

貨物自動車運送、港湾運送、倉庫業、通関業、工場構内作業、機械荷役、建設業、不動産業、保険代理業、自動車整備業、警備業を展開。

丸全昭和運輸【9068】 プライム(内国株式)

貨物自動車運送、港湾運送、倉庫業、通関業、工場構内作業、機械荷役、建設業、不動産業、保険代理業、自動車整備業、警備業を展開。

事業内容

丸全昭和運輸株式会社(以下、同社)とそのグループ会社は、貨物自動車運送事業、港湾運送事業、倉庫業、通関業などを中心に展開しています。同社グループは、国内外に35の子会社と5の関連会社を持ち、物流市場において顧客の最良のロジスティクス・パートナーを目指しています。同社とそのグループ会社は、輸送と保管業務の効率化と地域的な補完を目的に、相互に提携し一貫輸送を行っています。

また、同社グループは構内作業及び機械荷役事業も手がけており、工場構内での原料や製品、重量物、精密機械等の移送、組立、充填、倉庫への保管、入出荷作業などを行っています。これらのサービスは、同社や丸十運輸倉庫(株)、丸全茨城流通(株)など複数のグループ会社によって提供されています。

その他の事業として、同社は建設業や不動産業、保険代理業、自動車整備業、警備業なども展開しています。例えば、丸昭自動車工業(株)は自動車整備業を営み、昭和アルミサービス(株)は警備業を行っています。また、丸全商事(株)は、事務機器のリース業や荷役用パレットのレンタル業、保険代理業を営んでおり、同社を主な取引先としています。

これらの事業を通じて、同社グループは物流業界における包括的なサービスを提供し、顧客のニーズに応えることを目指しています。

経営方針

丸全昭和運輸株式会社(以下、同社)は、物流業界において顧客の最良のロジスティクス・パートナーを目指し、多岐にわたる事業を展開しています。同社は、お客様第一主義をモットーに、高品質なサービスの提供を経営理念の第一に掲げており、物流の最適化を提案しています。また、創業者の精神を受け継ぎ、社是「熱と努力」を掲げ、全社員が一丸となって業務に取り組んでいます。

同社は、2022年3月に2030年度に向けた長期ビジョン及び2022年度から2024年度を対象とする第8次中期経営計画を策定しました。長期ビジョンでは、「テクノロジーと現場力で、お客様の未来を創造するロジスティクスパートナー」を目指し、DXの取り組みを通じて物流の効率化や生産、販売の効率化、高付加価値化をグローバルに提供することを掲げています。また、物流の共同化、標準化を進める中で、独自の現場対応でお客様に貢献することを目標としています。

第8次中期経営計画では、成長ターゲットの設定、事業競争力の強化、企業基盤の強化を重点施策として掲げています。具体的には、成長産業への拡大、既存顧客のシェア拡大、差別化分野への取り組み、新規事業の開拓などが挙げられます。事業競争力の強化では、3PL事業の拡大と高度化、物流プラットフォームの確立、ロジスティクス事業の拡大、グローバル物流事業の拡大などが目標です。企業基盤の強化としては、DXの推進、人材の確保と育成、設備投資の強化、M&Aの活用、グループ組織体制の強化、IRの強化、SDGsへの取り組みなどが計画されています。

定量目標として、2023年度は連結ベースで売上高1,540億円、経常利益155億円、ROE8.3%を目指し、2024年度には売上高1,650億円、経常利益165億円、ROE8.5%の達成を目標としています。これらの戦略を通じて、同社はステークホルダーの期待に応え、広く社会に貢献できる企業を目指しています。