事業内容
センコン物流株式会社とその連結子会社7社は、幅広い事業セグメントを展開しています。これらのセグメントには運送、倉庫、乗用車販売、再生可能エネルギー、アグリ(農業)、その他の事業が含まれます。
運送事業では、センコン物流と山陰センコン物流が、顧客の国内貨物及び輸出入貨物の国内輸送を手掛けています。倉庫事業においては、これら2社が貨物の保管、保税蔵置、通関手続き、荷造梱包、解装などの物流業務を提供しています。
乗用車販売事業では、株式会社ホンダカーズ埼玉西が本田技研工業製の新車の仕入れ、販売、修理を行い、株式会社センコンエンタープライズが中古車の仕入れと販売を担当しています。
再生可能エネルギー事業は、株式会社センコンエンタープライズが太陽光発電施設を利用した売電事業を展開。アグリ事業では、フーズロイヤル株式会社と株式会社センコンアグリ宮城が農産物の卸しと販売を手がけています。
その他の事業として、センコンエンタープライズはリース事業、不動産の売買・賃貸、葬祭事業を行っており、これらはセンコン物流グループ各社と協力関係にあります。これらの多岐にわたる事業展開により、センコン物流グループは顧客の多様なニーズに応えています。
経営方針
センコン物流株式会社は、物流を社会の重要な軸と捉え、変化するニーズに対応し社会の繁栄に寄与することを経営の基本方針としています。同社は、陸・海・空の複合一貫輸送システムの構築と、積極的なソリューション型営業活動を通じて、国内外の物流サービスの充実を目指しています。また、組織改革や経営資源の最適化による資産の効率化と財務の健全化を図り、企業価値の向上に努めています。
環境問題への取り組みも重視し、事業活動における環境保全への配慮と営利性の追求の両立を目指しています。経営環境の変化や顧客ニーズに対応するため、ソリューション型営業活動と顧客満足度(CS)活動の展開、現場業務の効率化、専業化の推進、新たな事業モデルの構築に注力しています。従業員満足度(ES)経営を意識した労働環境の改善やプロフェッショナルの育成にも取り組んでいます。
中期経営戦略として、設備と情報通信技術を活用したネットワークの充実、顧客ニーズの多様化・高度化・国際化に対応できる高度な物流価値や新サービスの開発に注力しています。国内物流サービスでは、効率的かつ費用対効果の高い物流システムと情報システムの提供、新たな顧客層の開拓、3PL事業基盤の強化に努めています。国際物流サービスでは、一貫輸送システムの展開と海外進出をサポートする商物一体物流サービスのビジネスモデル構築を進めています。
センコン物流は、これらの戦略を通じて、経営効率の改善、営業収益及び経常利益の拡大を目指し、自己資本利益率(ROE)10%以上を目標に掲げています。