事業内容
エリアリンクは、ストレージ事業、土地権利整備事業、およびその他運用サービス事業を展開しています。ストレージ事業では、土地や建物を借り上げたり、取得・保有し、レンタル収納スペースとして運用する一方で、コンテナやストレージ専用建物を投資商品として受注し販売しています。このセグメントでは、「ハローストレージ」をはじめとするサービスを提供し、未活用の不動産を有効活用しています。
土地権利整備事業では、借地権や底地の売買を通じて、地主と借地権者の双方の問題解決を図っています。また、不動産売買事業を通じて、エリアリンクが保有する中古不動産の価値を高め、投資家に販売しています。
その他運用サービス事業には、アセット事業とオフィス事業が含まれます。アセット事業では、エリアリンクが所有する中古の不動産(事務所、店舗、住居、ホテルなど)を賃貸し、保守・管理しています。オフィス事業では、空きビルを効率的に利用し、小規模オフィスとして提供しています。これらの事業を通じて、エリアリンクは不動産の付加価値を高め、運用・管理しています。
経営方針
エリアリンクは、ストレージ事業を中心に、土地権利整備事業やその他運用サービス事業を展開しています。同社は、「世の中に便利さと楽しさと感動を提供する」という経営理念のもと、人々の生活を豊かにすることを目指しています。特にストレージ事業では、新型コロナウイルスの影響で変化した生活様式や働き方に対応し、テレワークスペースの確保や快適な住空間の提供を通じて、社会に必要とされるサービスを提供しています。
2023年12月期を初年度とする中期経営計画では、屋外コンテナ型ストレージの出店強化に加え、アセット屋内型ストレージ「ストレージミニ」の開発やビルイントランクの出店展開を進めることで、多様なニーズに対応する体制を構築しています。これにより、サービス・商品力・ブランド力・認知度の向上を目指しています。
また、エリアリンクは、持続的な成長と企業価値の向上を目指し、安定的な収益基盤の確立やストレージ事業の発展に注力しています。出店室数の拡大、ブランド「ハローストレージ」の認知度向上、付加価値サービスの開発・改善、そしてストレージを通じた社会貢献など、具体的な取り組みを進めています。
これらの戦略を通じて、エリアリンクはストレージ市場の拡大とともに、企業価値の向上を図っています。同社は、収益性の観点から売上高経常利益率10%以上、安全性の観点から現預金10,000百万円の確保を経営指標とし、2025年にはパーヘッド利益50百万円の達成を目標に掲げています。