事業内容
センチュリー21・ジャパンは、不動産フランチャイズ事業を主軸に展開している企業です。この事業は、米国デラウェア州法人センチュリー21・リアルエステートLLCが開発した「センチュリー21マーク等」と「センチュリー21システム」を日本国内のフランチャイジー(加盟店)に提供することを核としています。対価として、加盟金、更新料、サービスフィーを受け取っています。
センチュリー21・ジャパンは、フランチャイズ加盟店の募集から始まり、経営者や管理者、営業スタッフへの教育・研修、各種情報システムの提供、マスメディアやウェブを通じた共同広告の実施、金融・保険サービスの斡旋、そして加盟店をサポートするための各種サービス業務の実施まで、幅広い業務を行っています。
また、センチュリー21フランチャイズ広告基金組合は、センチュリー21・ジャパンと全加盟店が共同で拠出する広告基金を管理・運営する団体です。この基金は、センチュリー21のブランド知名度向上を目的とした広告・広報活動に使用されます。拠出金は、センチュリー21・ジャパンが加盟店から受領するサービスフィー収入の10%相当額と加盟店からの月額拠出金で構成され、2023年3月期の総額は約1,374百万円に達しています。
センチュリー21・ジャパンは、不動産仲介業界においてフランチャイズシステムを通じて、加盟店のビジネスサポートとブランド価値の向上に努めています。
経営方針
センチュリー21・ジャパンは、不動産フランチャイズ事業を核として、加盟店のサポートとブランド価値の向上に注力しています。同社の成長戦略は、ブランド「センチュリー21」の価値向上と、加盟店の業績向上を目指すことにあります。これには、ITシステム支援や研修・コンサルティングサービスの提供、表彰制度の運営などが含まれます。また、不動産テックの進展やグローバル化に対応し、企業の永続的な成長を目指しています。
経営指標としては、加盟店舗数、営業収益経常利益率、自己資本利益率の向上を重視しています。中長期的な戦略としては、加盟店募集業務と加盟店業績向上のための業務支援サービスを両輪とし、市場の変化に柔軟かつ機敏に対応することを目指しています。
経営環境の変化に対しては、デジタル技術の活用や、人によるサービスの高品質化、地域社会への貢献を通じた持続可能なビジネスモデルの構築を目指しています。具体的な施策としては、フランチャイズ加盟店網の拡大、加盟店の営業力強化、IT活用による業務効率化、国際的ブランドとしての海外ネットワーク活用などが挙げられます。
さらに、社内体制の強化も成長の基盤として重視しており、コーポレートガバナンスの強化、人材活性化、業務効率の向上などに取り組んでいます。これらの施策を通じて、業界内での競争力を高め、センチュリー21フランチャイズシステムの規模拡大及び企業の持続的成長を目指しています。