事業内容
コスモスイニシアとそのグループ会社は、レジデンシャル事業、ソリューション事業、宿泊事業、工事事業を主軸に展開しています。レジデンシャル事業では、新築マンションの「イニシア」シリーズやアクティブシニア向けの「イニシアグラン」シリーズ、新築一戸建ての「イニシアフォーラム」シリーズの販売を行っています。また、リノベーションマンションの「イニシア&リノベーション」シリーズも手がけ、不動産仲介や海外での不動産関連事業も展開しています。
ソリューション事業では、「コスモグラシア」や「クロスシー」シリーズを通じて収益不動産の開発・販売、「コスモリード」や「リードシー」シリーズで収益不動産の中古ストック再生・販売を行っています。共同出資型不動産の「セレサージュ」シリーズの販売、マンションのサブリースやオフィスビルの賃貸管理・運営、不動産に関するコンサルティングも提供しています。
宿泊事業では、ホテル施設の開発・販売やアウトドアリゾート「ETOWA」の企画・運営を手がけています。また、アパートメントホテル「MIMARU」の運営を行うコスモスホテルマネジメントもグループの一員です。
工事事業は、株式会社コスモスモアが担当し、オフィス移転・内装工事、建築・リノベーション工事、マンションギャラリー設営工事などを行っています。これらの事業を通じて、コスモスイニシアグループは多角的な不動産関連サービスを提供しています。
経営方針
コスモスイニシアは、不動産業界において、新築マンションの供給、リノベーション、収益不動産の開発・再生、賃貸管理、アパートメントホテルの開発・運営など、幅広い事業を展開しています。同社は、1974年の創業以来、10万戸を超える供給実績を持ち、新型コロナウイルス感染症の影響による働き方やライフスタイルの変化に対応し、多様化する不動産の利活用ニーズに応える商品・サービスの提供を通じて、企業価値の向上を目指しています。
中期経営計画「中期経営計画2026」では、事業・財務基盤の強化、新たな事業創造、ESG経営の実践を重点テーマとして掲げています。2027年3月期を最終期とするこの計画では、営業利益100億円、営業利益率6%、自己資本比率30%を目標としています。
具体的な取り組みとしては、成長と安定を両立する事業ポートフォリオの構築、セグメント別戦略の実施、新たな事業創造、DXへの取り組み強化、ESG経営の実践などが挙げられます。これらを通じて、安定的な経営基盤の継続強化とともに、リノベーションマンション販売や収益不動産販売を成長ドライバーとし、高付加価値戦略の実現やデジタル活用による収益性の向上を目指しています。
また、レジデンシャル事業では「INITIA」ブランドのさらなる向上を追求し、ソリューション事業では収益不動産販売の拡大と収益性向上を、宿泊事業では「MIMARU」ブランドの強化と新規案件への投資再開を、工事事業では空間設計・デザイン力の強化と事業拡大を目指しています。これらの戦略を通じて、コスモスイニシアは、社会的価値の高い事業運営を実現し、企業価値のさらなる向上を目指しています。