NECキャピタルソリューション【8793】 プライム(内国株式)

リース事業では情報通信機器のリース、ファイナンス事業では金銭貸付、インベストメント事業ではベンチャー投資、その他事業ではエネルギー新事業を展開。

NECキャピタルソリューション【8793】 プライム(内国株式)

リース事業では情報通信機器のリース、ファイナンス事業では金銭貸付、インベストメント事業ではベンチャー投資、その他事業ではエネルギー新事業を展開。

事業内容

NECキャピタルソリューションは、連結子会社59社、持分法適用関連会社48社を含むグループ企業体として、官公庁・自治体や大企業から中小企業までの幅広い顧客層に対して、多岐にわたるファイナンスサービスを提供しています。同社グループの事業は主に4つのセグメントに分類されます。

第一に、リース事業セグメントでは、情報通信機器や事務用機器、その他の設備機器のリースやレンタル、割賦販売を行っています。これに加え、リースに関連する物品の売買や、満了・中途解約に伴う物件の売却、リース機器の保守サービスなども提供しています。

第二のファイナンス事業セグメントでは、金銭の貸付やファクタリング、有価証券投資を通じた配当収益の収受などを行っています。これにより、顧客の資金調達や資金運用のニーズに応えています。

第三に、インベストメント事業セグメントでは、ベンチャー企業への投資や有価証券の売却益収受を目的としています。また、株式会社リサ・パートナーズを通じて、アセット、不動産、アドバイザリーの各ビジネスも展開しています。

最後に、その他の事業セグメントでは、エネルギー、観光、農業、ヘルスケアを領域とする新事業や、PFI・PPP事業、その他各種サービスを提供しています。これらの事業を通じて、NECキャピタルソリューションは多様な顧客ニーズに対応し、幅広いサービスを展開しています。

経営方針

NECキャピタルソリューションは、2023年4月に新たなグループビジョン「次世代循環型社会をリードするSolution Company」を策定しました。このビジョンは、気候変動対応をはじめとする社会課題の多様化やデジタル技術の発展に対応し、2030年を目標にSDGsと同期することを目指しています。同社は、リース事業を通じて循環型社会の実現に貢献してきましたが、2030年以降は資源効率の向上と資源の循環利用を通じて、新たな付加価値を生み出す経済社会の実現を目指しています。

中期経営計画「中期計画2025」では、持続的な成長実現に向けた変革に挑戦する3年間と位置づけ、CSV経営を実践しながら、お客様と社会の課題解決を目指します。具体的には、サービス事業の拡大や新たな循環型サービスの創出、注力事業への戦略的投資による成長加速、ベンダーファイナンスの強化および顧客基盤拡充を進めます。また、経営基盤強化戦略として、業務プロセスのデジタル化、DX基盤の構築、組織作りや人材マネジメント制度の導入、カルチャー変革などに取り組みます。

これらの戦略は、脱炭素社会・循環型経済の推進、社会・ICTインフラ整備の推進、新たなサービスや事業の創出、人的資本への投資、企業価値向上を支えるコーポレートガバナンスの追求といったマテリアリティに基づいています。NECキャピタルソリューションは、これらの取り組みを通じて、次世代循環型社会のリーダーとしての役割を果たし、持続可能な成長を目指しています。