事業内容
同社は、ベンチャー投資とバイアウト投資に特化したファンド運用を主な事業としています。ファンドの運用資金は、約3年ごとに機関投資家や事業会社から募集され、同社自身も自己資金を投入してファンドのパフォーマンス向上に努めています。ファンドの運用期間は10年で、さらに2年の延長が可能です。
同社は、ファンド募集のタイミングに関係なく、常に有望な企業を探し出し、約3年を目安に新規投資を行い、各ファンドごとに質の高いポートフォリオを構築しています。投資後は、経営に積極的に関与し、起業家と共に事業の成長と企業価値の向上を目指します。
最終的には、新規上場(IPO)やM&Aなどを通じてEXIT(売却)を目指し、キャピタルゲインを得ることが同社の主な収益源となります。また、ファンドの管理報酬や成功報酬も重要な収益源です。同社グループは、ファンド運用事業の単一セグメントで構成されています。
同社のファンドは、投資事業有限責任組合契約に基づく組合や外国の法制上のリミテッドパートナーシップなどで構成されており、これらを管理運営しています。連結子会社の詳細については、別途「関係会社の状況」で確認することができます。
特集記事
経営方針
undefinedは、成長戦略としてベンチャー投資とバイアウト投資を通じて企業価値の向上を目指しています。特に、起業家と共に事業の構想段階から関与し、企業価値を高める「CO-FOUNDER」としての役割を重視しています。このアプローチにより、単なる投資家ではなく、事業の成長に深くコミットする姿勢を示しています。
同社は、2018年からパートナーシップモデルを導入し、フラットな組織作りを進めています。これにより、パートナーと従業員が共に出資し、個人としても運用リスクを負いながら、ファンドパフォーマンスと個人の貢献に連動した成果報酬を享受する仕組みを構築しています。このモデルは、組織力の強化とファンドパフォーマンスの向上を目指すものです。
undefinedの成長戦略は、ESG投資の考え方に基づき、社会課題を解決する企業への投資を重視しています。投資先企業の成長を通じてサステナビリティの実現に貢献し、競争力と企業価値を高めることを目指しています。また、厳選集中投資と経営関与を通じて、投資先企業の成長を促進し、ファンドパフォーマンスの持続的向上を図っています。
同社は、資本効率の向上を図るため、新設ファンドのサイズを拡大しつつ、出資比率を段階的に低減する方針を掲げています。これにより、必要資金を抑えつつ高いキャピタルゲインを追求し、安定的な運用報酬を得ることを目指しています。これらの取り組みを通じて、株主還元の方針に基づいた資本効率の向上を図り、企業価値の向上を実現しようとしています。