事業内容
リコーリースは、リース&ファイナンス事業とサービス事業、そしてインベストメント事業の三つの主要な事業セグメントを持つ企業です。リース&ファイナンス事業では、リコーリース自身が事務用・情報関連機器、医療機器、産業工作機械などのリースやレンタル、割賦事業を行っています。また、法人向け融資や業界特化型融資、マンションローンなどの貸付も提供しています。このセグメントには、テクノレント株式会社が計測機器や情報関連機器のレンタルを、東京ビジネスレント株式会社が住宅ローンの保証を担当しています。
サービス事業では、リコーリースが請求書発行や売掛金回収の代行サービス、医療・介護報酬のファクタリングサービスを提供しています。エンプラス株式会社はリロケーションマネジメントやサービスアパートメントの企画・運営・紹介を手がけ、株式会社Welfareすずらんは介護施設や老人ホームの運営を行っています。
インベストメント事業では、リコーリースが太陽光発電や住宅賃貸、不動産関連の事業に投資しています。これらの事業を通じて、リコーリースは多岐にわたるニーズに応えるサービスを提供し、顧客の事業展開を支援しています。また、リコーグループの一員として、リコー製品の販売支援リースやグループ社員への貸付、請求書発行・売掛金回収代行サービスなども行っています。
経営方針
リコーリースは、サステナビリティ経営を軸に、持続可能な循環社会の創造を目指しています。同社は2023年4月から新たな3年間の中期経営計画を開始し、中長期ビジョン「循環創造企業へ」の実現に向けた取り組みを進めています。このビジョンのもと、リコーリースは、ベンダーリースを中心としたトランザクションデータの活用を通じて企業の成長機会に貢献し、社会課題の解決に取り組んでいます。
経営戦略として、リコーリースは既存のリース&ファイナンス事業、サービス事業、インベストメント事業をさらに強化するとともに、投資の拡大とサービスの多様化、新たなビジネスモデルへの挑戦を通じて、新規ビジネスの創出を目指しています。具体的には、as a Service分野とBPO分野での新たなビジネスモデルの開発に取り組んでいます。
事業成長戦略では、環境分野、不動産分野、介護分野におけるサービスの開発と提供を進めています。これらの分野での取り組みを通じて、2050年のカーボンニュートラル実現や多様化する住環境へのニーズ対応、少子高齢社会における介護ニーズの拡大に貢献しています。
また、組織能力強化戦略として、挑戦する人財の育成や多様な人財が活躍できる組織づくり、業務システムの自動化や効率性の向上、ガバナンス強化に取り組んでいます。これらの戦略を通じて、リコーリースは経営理念に掲げる「豊かな未来」の実現を目指しています。