事業内容
北日本銀行グループは、北日本銀行とその関係会社で構成されており、主に銀行業務を中心に、クレジットカード業務やリース業務などの金融サービスを提供しています。このグループは、北日本銀行と連結子会社2社から成り立っています。
北日本銀行自体は、預金業務、貸出業務、商品有価証券の売買、有価証券投資、内国為替業務、外国為替業務、社債受託及び登録業務など、幅広い銀行業務を76の支店を通じて提供しています。
リース業務に関しては、連結子会社のきたぎんリース・システム株式会社が担当しており、リース業務のほか、計算受託業務やコンピュータソフトウェアの開発・販売を行っています。
クレジットカード業務と信用保証業務は、もう一つの連結子会社であるきたぎんユーシー株式会社が手掛けています。これにより、北日本銀行グループは金融サービスの多様なニーズに応える体制を整えています。
さらに、北日本銀行グループは「きたぎん六次産業化支援ファンド投資事業有限責任組合」を2015年1月に設立しており、地域経済の活性化にも貢献しています。この組合は、持分法非適用の非連結子会社として位置づけられています。
以上の事業内容を通じて、北日本銀行グループは地域社会の発展に貢献し、多岐にわたる金融ニーズに応えるサービスを提供しています。
経営方針
北日本銀行グループは、岩手県を中心に八戸から仙台をコア事業基盤としています。同社は、「地域密着」「健全経営」「人間尊重」の経営理念のもと、個人・中小企業に対して付加価値の高い金融サービスを提供し、持続的な利益成長を目指しています。また、株主価値の向上にも注力しています。
中期経営計画「Design The Future:2023」では、経常利益や当期純利益などの収益性指標、修正OHR(オペレーションヘッドルーム)などの効率性指標、自己資本比率などの健全性指標において、具体的な目標を設定しました。2022年度の実績は、経常利益32億円、当期純利益25億円、修正OHR72.06%、自己資本比率8.60%となり、目標を達成または上回る結果を出しています。
新中期経営計画「BRANDING THE KITAGIN QUALITY 2027」では、経常利益40億円以上、当期純利益30億円以上、修正OHR75%未満、自己資本比率8.5%以上を目標としています。この計画は、サステナブルな未来を共に創造することを目指し、「故郷“いわて東北”をもっと豊かにおもしろく」をキーコンセプトに掲げています。顧客最優先志向に基づき、従来の銀行の発想にとらわれないオーダーメイド型の課題解決を実践し、競争優位性を確立することを目標としています。
また、同社はSDGs・ESGへの積極的な取り組みを通じて、地域社会との絆を深め、地域の皆さまに利用したいと思われる銀行グループを目指しています。これらの取り組みを通じて、地元経済を支え、地域と共に発展していくことを目指しています。