事業内容
トマト銀行及びそのグループ会社は、銀行業務を中心に、リース業務やクレジットカード業務などの金融サービスを提供しています。トマト銀行は、本店を含む60の営業店で預金業務、貸出業務、内外国為替業務、有価証券関連業務などを行い、顧客の多様なニーズに応えるサービスを展開しています。これらの業務は、同社グループの基幹業務と位置付けられています。
また、トマト銀行の子会社であるトマトビジネス株式会社は、銀行事務に関連する業務を手掛けています。一方、トマトリース株式会社は、産業機械などのリース業務を展開し、トマトカード株式会社では、クレジットカード関連の業務を提供しています。ただし、クレジットカード業務の重要性は低いため、セグメント情報では「その他」として記載されています。
さらに、非連結子会社としてトマト創業支援投資事業有限責任組合があり、これらの事業構成を通じて、トマト銀行グループは幅広い金融サービスを提供していることがわかります。
経営方針
トマト銀行は、地域経済と社会の発展に貢献することを目指し、中期経営計画「第3次 みらい創生プラン」を推進しています。この計画では、経営ビジョン「夢をかなえ、地域の未来を創造する銀行」の実現に向け、本業支援と最適提案活動を通じて顧客の課題解決に取り組むことで、新型コロナウイルス感染症の影響を受ける地域経済・産業の成長と発展に貢献し、持続的な成長を目指しています。
重点目標としては、顧客と地域経済への全力のサポート、財務基盤の強化、全社員が活躍・成長できる人材育成と職場づくりを掲げています。また、経営目標にはコア業務純益23億円、当期純利益16億円、自己資本比率8%以上、コア業務粗利益ベースのOH率82%台、ROE3%以上を設定しています。
同社は、低金利政策の長期化や人口減少などの社会・経済の変化、デジタル化の進展に対応するため、資金繰り支援や事業の再構築・再生支援、ライフイベントに沿った金融商品や住宅ローンの提案などを通じて、顧客のニーズに応えるサービスを提供しています。これらの取り組みを通じて、トマト銀行は地域金融機関としての使命を果たし、地域社会に貢献していく方針です。