事業内容
愛媛銀行及びその関係会社は、銀行業務を中心に、リース業務やその他の金融サービスを提供しているグループです。同社グループは、愛媛銀行を含む連結子会社5社と非連結子会社9社で構成されています。
銀行業務においては、愛媛銀行が本店および97の支店、13の出張所を通じて預金業務、貸出業務、内国為替業務、外国為替業務などを行っており、地域金融機関としての役割を果たしています。また、連結子会社のひめぎんビジネスサービス株式会社が銀行業務に付随するサービスを提供しています。
リース業務は、ひめぎんリース株式会社が担当しており、様々なリースサービスを提供しています。
その他の事業としては、株式会社ひめぎんソフト、株式会社愛媛ジェーシービー、株式会社西瀬戸マリンパートナーズが、コンピュータ関連業務、クレジットカード業務、保証業務、シップファイナンスの高度化支援業務を手がけています。
また、持分法適用非連結子会社として、投資事業有限責任組合えひめベンチャーファンド2013やえひめガイヤ成長産業化支援ファンド投資事業有限責任組合などが、ベンチャー企業や農林水産業への投資、SDGsを経営に取り込む企業への経営支援などを行っています。さらに、合同会社コラボローン西瀬戸1〜4が、船舶取得を目的とした金銭債権の取得、保有、処分業務を展開しています。これらの事業を通じて、愛媛銀行グループは地域経済の発展に貢献しています。
経営方針
愛媛銀行グループは、2021年4月から3年間の第17次中期経営計画「変革への挑戦2nd stage~地域再起動のプラットフォーマーへ~」を展開しています。この計画では、地域価値共創を目指し、新たな連携や事業領域の拡大を通じて独自のプラットフォームを形成することを基本方針としています。具体的には、「金融プラス1戦略」の推進、「効率経営の実践」、「強固な経営基盤の確立」の3つの基本方針に基づき、収益の極大化、自己資本比率改善、コンプライアンスおよびリスク管理の徹底などに取り組んでいます。
同社は、地域が抱える人口減少や高齢化、さらには海外の原燃材料の供給制約や利上げの動きなど、内憂外患の状況に直面しています。これらの課題に対応するため、愛媛銀行グループは、金融機関を取り巻く環境の変化への適応、財務基盤の強化、人的資本経営の実践、脱炭素社会への貢献など、サステナブル経営の高度化に努めています。
また、愛媛銀行グループは、地域の発展に貢献することを使命とし、地域の課題に寄り添いながら、課題解決の道を探り、価値の共創を目指しています。そのために、新連携や事業領域拡大等の取組みにより収益を極大化する「金融プラス1戦略」の推進、業務改革を進めることで効率経営を実践し、レジリエンスが高く持続的に収益を上げられる強固な経営基盤の確立に取り組んでいます。これらの取り組みを通じて、「地域価値共創型広域プラットフォーム銀行」としての姿を目指しています。