日本アジア投資【8518】 スタンダード(内国株式)

ファンド組成・管理運営、プライベートエクイティ投資、再生可能エネルギー等プロジェクト投資、投資先支援・M&A仲介等の周辺業務を展開。

日本アジア投資【8518】 スタンダード(内国株式)

ファンド組成・管理運営、プライベートエクイティ投資、再生可能エネルギー等プロジェクト投資、投資先支援・M&A仲介等の周辺業務を展開。

事業内容

日本アジア投資は、主に日本とアジア地域での投資活動を行っている企業です。この企業グループは、日本アジア投資を中心に、連結子会社36社(27ファンド含む)、持分法適用非連結子会社及び持分法適用関連会社5社(5ファンド含む)で構成されています。同社グループの事業内容は大きく分けて三つあります。

第一に、ファンドの組成及びその管理運営業務があります。これには、ファンドの管理運営報酬や成功報酬の獲得、ファンドの経理や現物管理の事務代行を受託し、事務受託手数料を得る活動が含まれます。

第二に、投資業務があります。これは、プライベートエクイティ投資とプロジェクト投資の二つの種類があります。プライベートエクイティ投資では、ベンチャー企業や中堅・中小企業など有望企業への投資を行い、企業価値の向上を通じてキャピタルゲインを目指します。プロジェクト投資では、再生可能エネルギー、ヘルスケア、スマートアグリ、ディストリビューションセンターなどのプロジェクトに投資し、設備の運営や売却から収益を得ることを目的としています。

第三に、その他の事業として、投資先企業への支援やプロジェクトへの投資に際して、M&Aの仲介など様々な情報やサービス提供等の周辺業務を行っています。

これらの事業を通じて、日本アジア投資は国内外の有望企業への投資、多様なプロジェクトへの投資、そして投資先企業やプロジェクトの支援を行っています。

経営方針

日本アジア投資は、少子高齢化や地球温暖化などの社会問題に対応し、日本とアジアをつなぐ投資会社として、質と生産性の高い未来を創造することを経営理念に掲げています。同社は、再生可能エネルギー、スマートアグリ、ディストリビューションセンター、ヘルスケア、M&A仲介業務など、社会の変化に対応した多様な投資分野に注力しています。これらの分野は、新型コロナウイルス感染症の影響により変化が加速している現代において、特に需要が高まると認識されています。

日本アジア投資の成長戦略は、プライベートエクイティ投資とプロジェクト投資の両輪によって支えられています。プライベートエクイティ投資では、ベンチャー企業や中堅・中小企業への投資を通じて企業価値の向上を目指し、プロジェクト投資では、社会的ニーズに応えるプロジェクトに投資し、設備の運営や売却から収益を得ることを目的としています。特に、プロジェクト投資では、分野で競争優位性の高いベンチャー企業をパートナーとして選定し、戦略投資を行うことで、その成長を支援しています。

中期経営計画(2022年3月期から2024年3月期)においては、SDGs投資に注力し、収益力の向上を目指しています。計画では、フィナンシャル投資の資産を流動化し、収益の安定性が高いプロジェクトに投資を行うことで、資産の入れ替えとバランスシートの修復を図っています。また、アジアでのベンチャー投資のスキルとネットワークを活用し、新たな収益機会の開拓を目指しています。

日本アジア投資は、これらの戦略を通じて、安定性が高く持続的な利益をもたらすプロジェクトへの投資と、そのプロジェクトのパートナーとなる企業へのハンズオン型ベンチャー投資を推進し、成長性が高くサステナブルな収益構造の構築を目指しています。