事業内容
山口フィナンシャルグループは、銀行業務を中心に、証券業務、クレジットカード業務、リース業務、コンサルティング業務など幅広い金融サービスを提供している企業グループです。同社グループは、山口銀行、もみじ銀行、北九州銀行を含む連結子会社23社及び持分法適用関連会社2社で構成されています。これらの銀行では、預金業務、貸出業務、内国為替業務、外国為替業務、商品有価証券売買業務、有価証券投資業務などを行っており、グループの中核事業と位置付けられています。
2022年4月1日には、山口キャピタル株式会社を連結子会社として迎え、これによりUNICORNファンド投資事業有限責任組合及び地域商社やまぐち株式会社も連結子会社となりました。また、2023年3月31日には、もみじカード株式会社の全株式を取得し、連結子会社に加えています。
同社グループは、特定上場会社等に該当し、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準を連結ベースの数値に基づいて判断することとされています。これにより、同社グループは金融業界における幅広いサービスを提供し、地域経済の発展に貢献していることが伺えます。
経営方針
山口フィナンシャルグループは、地域の豊かな未来を共創することを使命とし、地域に選ばれ、信頼に応える企業グループを目指しています。同社は、「健全なる積極進取」を経営方針に掲げ、経営の透明性、公正さ、迅速さ、果断さをもって、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を目指しています。
中期経営計画「YMFグ中期経営計画2022」では、2022年度から2024年度までの3年間を計画期間とし、地域とのサステナビリティ向上を目指しています。この計画では、地域共創サステナビリティ経営の推進、グループ人財の活躍推進、地域・お客さまへの提供価値最大化、事業領域拡大・収益力強化、ガバナンス・内部統制強化の5つの重点項目に取り組んでいます。
また、同社は事業ポートフォリオ経営と戦略的資本活用を成長のドライバーと位置付け、持続可能な収益構造への転換を図ります。事業ポートフォリオ経営では、コア事業領域と新事業領域に分類し、リソースの最適化を図ります。戦略的資本活用では、事業成長・領域拡大に向けた出資やスタートアップ企業への投資を通じて、事業領域拡大及び収益性向上を目指します。
株主還元方針としては、配当性向40%程度を目標に設定し、市場動向や業績見通しを踏まえた柔軟かつ機動的な自己株式の取得を実施しています。サステナビリティ中期目標としては、サステナブルファイナンス累計実行額や多様性人材管理職割合の向上を掲げています。
これらの戦略を通じて、山口フィナンシャルグループは地域社会との共創を進め、持続可能な成長を目指しています。