事業内容
高知銀行及びそのグループ会社は、銀行業務を中心に、リース業務、クレジットカード業務、地域商社業務など幅広い金融サービスを提供しています。高知銀行は、本店を含む71の支店を通じて、預金、貸出、為替などの基本的な銀行業務を行っており、地域に根ざした営業活動を展開しています。これらは同社グループの中核業務と位置づけられています。
また、同社グループには、株式会社高銀ビジネスが含まれ、店舗警備や現金整理、物品販売など銀行業務に付随するサービスを提供しています。こうぎん地域協働投資事業有限責任組合は、投資業務を手掛けています。
リース業務に関しては、オーシャンリース株式会社が連結子会社として、リース関連のサービスを展開しています。クレジットカード業務は、株式会社高知カードが担当し、クレジットカード関連のサービスを提供しています。
地域商社業務は、非連結子会社である株式会社地域商社こうちが担っており、地域産品のブランディングや販路開拓支援などを行っています。これらの事業を通じて、高知銀行グループは地域経済の活性化に貢献しています。
経営方針
高知銀行及びそのグループ会社は、中期経営計画「こうぎん新創造 第Ⅱ期:進化」を推進しています。この計画は、2021年度から2023年度の3年間を対象とし、社会環境の急激な変化に対応するビジネスモデルと財務力の向上を目指しています。具体的には、「地域の皆さまを起点とした協働」による地域発展への貢献、デジタル技術の活用による業務効率化、グループ連携体制の強化を通じた事業領域の拡大を図っています。
同社は、地域金融機関としての役割を重視し、地域密着型金融の深化、高付加価値サービスの提供、生産性の向上を基本方針として掲げています。これらの方針の下、営業戦略では、事業お取引先との経営課題の深掘りや解決策の提案、地域活性化支援、専門性の高い本部担当者の配置、データ分析力の向上などに取り組んでいます。また、マルチチャネルの強化や金融リテラシー向上のための情報提供を通じて、地域住民との関係を深めています。
経営基盤戦略においては、デジタル化推進、事務省力化、新技術の活用による顧客利便性の向上などを目指しています。さらに、職員のスキルアップやワークライフバランスの向上、グループ全体のコンプライアンス運営の向上、財務基盤の強化などにも注力しています。
これらの戦略を通じて、高知銀行グループは、地域経済の発展に貢献し、サステナブルな地域社会の実現を目指しています。