事業内容
宮崎銀行とそのグループ会社は、多岐にわたる金融サービスを提供しています。主な事業セグメントは、銀行業務、リース業務、信用保証業務、クレジットカード業務などです。
銀行業務においては、宮崎銀行は70カ所以上の支店を通じて、預金、貸出、内国為替、外国為替などの基本的な銀行サービスを提供しています。これにより、地域の個人や企業の金融ニーズに応えています。
リース業務は、宮崎銀行の連結子会社である宮銀リース株式会社が担っており、総合リースサービスを提供しています。これにより、顧客の資産運用や設備投資のサポートを行っています。
その他の事業として、宮崎銀行グループは多様なサービスを展開しています。宮銀ベンチャーキャピタル株式会社は、株式や社債への投資業務と経営コンサルティングを提供し、企業の成長を支援しています。宮銀保証株式会社は、住宅ローンなどの信用保証業務を手がけ、顧客の資金調達をサポートしています。また、宮銀カード株式会社はクレジットカード業務を展開し、消費者の利便性向上に貢献しています。
これらの事業を通じて、宮崎銀行グループは地域経済の発展に貢献し、顧客の多様なニーズに応える金融サービスを提供しています。なお、グループ内で証券市場に上場している会社はありません。
経営方針
宮崎銀行とそのグループ会社は、地域経済の発展と顧客の多様なニーズに応えるため、総合的な金融サービスを提供しています。同社は、人口減少や低金利環境の継続など、金融機関を取り巻く厳しい環境の中で、地域と共に持続的な成長を目指しています。そのために、「行是綱要」という経営理念と「みやぎんフィロソフィ」という行動規範を掲げ、これらを全役職員に浸透させることを重視しています。
中期経営計画「First Call Bank」では、2023年4月から2026年3月までの3年間を計画期間とし、地域と共に持続的な成長を実現するインフラ創造企業としての長期ビジョンを掲げています。このビジョンの下、「First Call Bank営業の確立」、「経営基盤の強化」、「サステナビリティ経営の実践」を基本方針としています。
具体的な事業戦略としては、「リアル・対面」と「デジタル・非対面」を融合させ、「リアル店舗を持ったデジタルバンク」の実現を目指しています。これにより、営業力の強化、デジタル接点の強化、グループ会社のソリューション力の強化などを進め、顧客から圧倒的に信頼される銀行グループを目指します。また、経営基盤の強化として、人的資本経営の高度化やデジタル技術を活用した非対面取引の拡大、営業店事務の効率化などに取り組んでいます。
さらに、サステナビリティ経営の実践を通じて、地域課題の解決に資する事業・活動を行い、社会的価値の極大化を図っています。これらの取り組みを通じて、宮崎銀行グループは地域社会のサステナビリティに貢献し、2032年の同社100周年に向けて、長期ビジョンの達成を目指しています。