事業内容
清水銀行及びその関係会社は、銀行業務を中心に、リース業務やその他の金融サービスを提供しているグループです。同社グループは、清水銀行と連結子会社6社で構成されています。
銀行業務においては、本店を含む77の支店と1つの出張所を通じて、預金業務、貸出金業務、内国為替業務、外国為替業務、商品有価証券の売買、有価証券投資、投資信託販売、保険代理店業務、金融商品仲介業務などを行っています。これにより、同社は顧客の多様な金融ニーズに応える幅広いサービスを提供しています。
また、リース業とクレジットカード業務は、連結子会社である清水リース&カード株式会社が担当しています。このセグメントでは、企業や個人顧客に対して、資産のリースやクレジットカード関連サービスを提供し、顧客の資金調達や決済手段の多様化に貢献しています。
その他の事業として、連結子会社では信用保証業務なども手がけており、これにより同社グループは金融サービスの一層の充実を図っています。
以上の事業内容を通じて、清水銀行グループは、銀行業務を核としつつ、リースやクレジットカード業務、信用保証など、多角的な金融サービスを展開していることがわかります。これにより、同社グループは顧客の様々なニーズに対応し、総合的な金融ソリューションを提供しています。
経営方針
清水銀行は、地域経済の活性化を目指し、顧客との深い関係を基盤にした高付加価値の金融サービスを提供することで、安定的な収益と強固な財務基盤の確立を目指しています。同社は、社会的公共性を重んじ、顧客に喜ばれる銀行を目指すとともに、働きがいのある職場環境の構築にも努めています。また、株主や取引先への情報開示を通じて、経営内容の理解を深める努力も行っています。
2023年4月には、「SHINKA~絆をつむぐ~」と題した第28次中期経営計画をスタートさせました。この計画では、地域社会における存在意義を明確にし、ソリューション営業の高度化、人的資本の充実、サステナビリティ経営の実践を基本方針として掲げています。具体的には、顧客の未来を共に考えるソリューション営業の推進、従業員のエンゲージメントとウェルビーイングの向上、デジタル化の推進やアライアンス戦略を通じた経営基盤の強化などを目指しています。
また、2026年3月期に向けた経営指標として、コア業務純益40億円以上、当期純利益25億円以上、県内中小企業等向け貸出金残高1兆円以上、連結自己資本比率8%以上を設定しています。これらの目標達成に向けて、収益基盤の維持・拡大と経営効率化による経費削減を推進していく方針です。
清水銀行は、金融機関としての社会的責任を認識し、コンプライアンス態勢の維持とガバナンスの強化を進めるとともに、地域を愛し、顧客の未来を共に考えるパーパスのもと、ステークホルダーの信頼と期待に応える経営を目指しています。