事業内容
福井銀行とそのグループ会社は、銀行業務を中心に、総合的な金融サービスを提供しています。福井銀行自体は、98の本店、支店、出張所で預金業務、貸出業務、内国・外国為替業務、国債・投資信託・個人年金保険の販売などを行っており、地域の金融パートナーとしての役割を果たしています。
また、連結子会社の株式会社福邦銀行も、38の本店と支店で同様の金融サービスを提供しています。さらに、福井銀行グループには、株式会社福井キャピタル&コンサルティング、福井信用保証サービス株式会社、株式会社福銀リース、株式会社福井カード、福邦カード株式会社、福井ネット株式会社、株式会社福井キャリアマネジメント、ふくいヒトモノデザイン株式会社、株式会社ふくいのデジタルなど、多岐にわたる分野で事業を展開しています。
これらの会社は、コンサルティング、投資事業組合の管理・運営、保証、リース、クレジットカード業務、コンピュータ関連業務、労働者派遣、有料職業紹介、旅行業、地場産品や地域資源の販売、スマートフォンアプリケーションの企画・管理・運営など、幅広いサービスを提供しています。
福井銀行グループは、これらの事業を通じて、地域社会の発展に貢献し、顧客の多様なニーズに応える総合金融サービスを目指しています。また、グループには、ふくい地域活性化投資事業有限責任組合やふくい未来企業支援投資事業有限責任組合など、地域活性化に貢献する非連結子会社や関連会社も含まれています。
経営方針
福井銀行とそのグループ会社は、地域経済の活性化と地域住民の豊かな生活を目指し、中長期的な成長戦略を推進しています。2022年4月から始まった「Fプロジェクト Vision 2032」は、10年間の長期経営計画として設定され、その第一段階としての「中期経営計画Ⅰ」を2022年4月1日から2025年3月31日までの期間で実行しています。この計画では、「ウェルビーイング戦術」、「コンサルティング戦術」、「ユーザビリティ戦術」、「ファンダメンタル戦術」、「機能別戦術」の5つの戦術に分けて取り組み、11のアクションプランを策定し、具体的な施策を実行しています。
同社は、企業理念に「地域産業の育成・発展と地域に暮らす人々の豊かな生活の実現」を掲げ、経営理念として「トライアングル・バランスの実現」を目指しています。これは、職員の満足、お客さま(地域)のご満足、株主の方々(投資家のみなさま)のご満足をバランスよく高める経営を意味します。また、行動理念として「誠実」×「情熱」×「行動」を掲げ、これらの理念を基に地域のみなさまにご満足いただける商品・サービスの提供に取り組んでいます。
経営環境の変化に対応するため、福井銀行グループは、デジタル活用による業務改革やチャネルの見直しを進め、コンサルティングドメインへの人財シフトを図っています。法人顧客の事業成長支援や個人顧客の資産形成支援、地域活性化への貢献など、多角的なアプローチで地域経済の発展に貢献しています。また、サステナビリティへの取り組みも強化し、脱炭素化など社会的要請に応えるサービスの提供を目指しています。
これらの取り組みを通じて、福井銀行グループは、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を目指し、地域の活性化の中心的役割を担っています。