事業内容
CAICA DIGITALは、主に「ITサービス事業」と「金融サービス事業」の2つの事業セグメントを展開しています。ITサービス事業では、システム開発やシステムに関するコンサルティング、メンテナンス・サポートを提供しています。また、暗号資産に関するシステムの研究、開発、販売及びコンサルティングも行っています。
金融サービス事業では、暗号資産の投融資や運用、NFT販売所の運営を手がけています。また、親会社及び関係会社のための管理、サポート業務や貸金業も行っています。これにより、CAICA DIGITALは多様な金融サービスを提供しています。
その他の事業として、暗号資産関連コンテンツの提供を行うメディア事業も展開しています。これにより、CAICA DIGITALは暗号資産に関する情報提供を行い、業界の発展に寄与しています。
全社共通の業務として、グループ会社の管理運営業務を行っています。これにより、CAICA DIGITALはグループ全体の効率的な運営を支えています。
経営方針
CAICA DIGITALは、時代の流れを捉えた革新的な事業創造を目指しています。金融システム構築で培った知見と最先端テクノロジーを融合し、デジタル金融の新たなナレッジを活用したサービスを提供しています。デジタル化が進む社会で、金融と社会の変革に対応した革新的なサービスを生み出すことを目指しています。
同社は、DX化の進展に伴い、システム開発事業の構造変化を見据えています。2016年からフィンテック戦略を掲げ、ブロックチェーンに注力し、2022年からはWeb3事業に参入しました。これにより、業界再編が加速する中での競争力を強化し、持続的な成長を図っています。
中期経営計画では、Web3事業の拡大を重視しています。具体的には、カイカコイン(CICC)の資産価値向上や、NFT販売所Zaif INOのサービス拡充を進めています。これにより、デジタル資産の活用シーンを増やし、収益性の向上を目指しています。
また、DXコンサルティングを通じてSI事業の成長を図っています。暗号資産交換所ZaifやNFT販売所Zaif INOの運営経験を活かし、Web3事業開発のノウハウを提供しています。これにより、CtoCプラットフォームやIPを保有する企業への支援を強化しています。
さらに、M&Aを通じた事業拡大も推進しています。ブロックチェーン関連企業やWeb3と親和性の高い企業、システム開発企業を対象に、シナジー効果を追求しています。これにより、事業基盤の強化と収益性の向上を図っています。
CAICA DIGITALは、ITサービス事業に集中し、Web3ビジネスを伸長することで業績の回復を図っています。具体的には、Web3コンサル事業やDXコンサルティング事業から高単価SI案件を獲得し、収益改善を目指しています。2026年10月期までに営業利益率6%を目指し、ITサービス事業の人員増加も計画しています。