CAICA DIGITAL【2315】 スタンダード(内国株式)

ITサービスと金融サービスを展開、システム開発、コンサルティング、メンテナンス、暗号資産関連の研究・開発・販売、企業サポートプラットフォーム運営、投融資、NFT販売プラットフォーム運営、貸金業などを手がける。

CAICA DIGITAL【2315】 スタンダード(内国株式)

ITサービスと金融サービスを展開、システム開発、コンサルティング、メンテナンス、暗号資産関連の研究・開発・販売、企業サポートプラットフォーム運営、投融資、NFT販売プラットフォーム運営、貸金業などを手がける。

事業内容

CAICA DIGITALは、ITサービス事業と金融サービス事業を主軸に展開している企業です。ITサービス事業では、システム開発、システムに関するコンサルティング、システムのメンテナンス・サポート、暗号資産に関するシステムの研究、開発、販売及びコンサルティング、企業サポートプラットフォームの運営及びその運営に係るシステム開発、ソフトウェアの販売及びサイトの企画、制作、管理などを手がけています。

金融サービス事業では、暗号資産の投融資、運用、NFT販売プラットフォームの運営、金融商品取引法に基づく第一種金融商品取引業、投資運用業、カバードワラントのマーケットメイク業務、カバードワラントの発行業務、M&Aファンド、貸金業などを展開していましたが、2023年11月22日付で金融商品取引法に基づく第一種金融商品取引業、投資運用業を廃止し、カバードワラントのマーケットメイク業務、カバードワラントの発行業務も廃止しました。

また、その他の事業として、暗号資産関連コンテンツの提供を行うメディア事業を運営しています。全社(共通)としては、CAICA DIGITALグループの管理運営業務等を行っています。これらの事業を通じて、CAICA DIGITALは多角的なビジネスを展開し、ITと金融の融合による新たな価値創造を目指しています。

経営方針

CAICA DIGITALは、デジタル金融とITサービスを核とした事業展開を行っており、革新的なサービスの創出を目指しています。同社は、金融システム構築で培った知見と最先端テクノロジーを融合させ、デジタル化が進む社会において金融と社会の変貌に対応する企業グループを目指しています。特に、ブロックチェーン技術に注力し、2022年からWeb3事業に参入しています。

2023年10月には、2024年10月期から2026年10月期までの中期経営計画を策定しました。この計画では、連結売上高と連結営業利益の増加を目指しています。具体的な施策としては、既存Web3事業の拡大、DXコンサルティングによるSI事業の伸長、そしてM&Aによる事業拡大が挙げられます。

Web3事業の拡大では、自社発行の暗号資産「カイカコイン(CICC)」の資産価値向上や、ブロックチェーン専門のNFTローンチパッドZaif INOのサービス拡充、ブロックチェーン技術を活用したストレージサービスの展開などが計画されています。また、DXコンサルティングでは、Web3事業開発のノウハウを提供し、上流工程の案件獲得を目指します。さらに、M&Aを通じてブロックチェーン関連企業やWeb3と親和性の高い企業、システム開発企業の獲得を進め、事業拡大を図ります。

これらの施策を推進する上での課題として、専門分野に特化した人材及びハイスペックな人材の確保が挙げられています。CAICA DIGITALは、ITサービス事業に集中し、Web3ビジネスの拡大を図ることで、2026年10月期までの間に年平均13%増の連結売上高を目指しています。また、暗号資産関連事業の子会社売却やカイカ証券の廃業により、販売費及び一般管理費の削減を見込んでおり、営業利益率6%を目標に掲げています。