事業内容
七十七銀行及びそのグループ会社は、銀行業務を中心に、リース業務、クレジットカード業務など多岐にわたる金融サービスを提供しています。七十七銀行自体は、預金、貸出、有価証券の売買や投資、内外の為替業務、社債受託や代理業務、債務保証、国債や投資信託、保険商品の窓口販売など、幅広い銀行業務を手掛けています。
また、グループ会社では、七十七リース株式会社がリース業務を、七十七信用保証株式会社、株式会社七十七カード、七十七証券株式会社、七十七リサーチ&コンサルティング株式会社、七十七パートナーズ株式会社、七十七ヒューマンデザイン株式会社がそれぞれ信用保証、クレジットカード、金融商品取引、調査研究・コンサルティング、ファンド運営、人材紹介業務を展開しています。
さらに、非連結子会社として、七十七キャピタル株式会社や複数の投資事業有限責任組合がファンド運営や投資業務を行っており、2023年4月からは信託業務の取り扱いも開始しています。2022年8月には、七十七ヒューマンデザイン株式会社を設立し、2023年3月には100%出資の子会社として七十七デジタルソリューションズ株式会社を設立、コンサルティング業務を行う予定です。これらの事業展開により、七十七銀行グループは金融関連業務の幅を広げています。
経営方針
七十七銀行及びそのグループ会社は、地域社会の繁栄を目指し、宮城・東北地方を中心に幅広い金融サービスを提供しています。同社は、「Vision 2030」を策定し、2030年までの中長期的な成長戦略を展開しています。この計画では、地域と共に成長し、リーディングカンパニーへと進化することを目指しており、そのための四つの基本戦略を設定しています。
具体的には、金融サービスの充実と非金融分野における事業領域の拡大を通じて、顧客や地域社会に最良のソリューションを提供し、感動と信頼を積み重ねることを目標としています。また、透明性の高い経営を実践し、ステークホルダーからの強い支持を得ることも重視しています。
財務基盤の強化も同社の重要な目標であり、「Vision 2030」では、当期純利益の増加や自己資本比率の維持、コアオペレーティング収益率の改善を掲げています。これらの目標達成に向けて、同社は地域の活性化、地域のお客様の課題解決、ステークホルダーへの還元、気候変動・災害への対応、信頼性の高い金融サービスの提供、生き生きと働ける職場環境の創出といった重要課題(マテリアリティ)に取り組んでいます。
これらの戦略と目標は、地域経済の持続可能な発展に貢献し、同時に七十七銀行グループ自身の成長を促進することを目指しています。同社は、金融サービスの提供だけでなく、地域社会への奉仕という創業の理念に基づき、地域と共に成長する未来を切り拓いていくことを目指しています。