エプコ【2311】 スタンダード(内国株式)

住宅分野に特化し、再エネサービス(太陽光発電システム、蓄電池設置)、メンテナンスサービス(24時間365日対応のカスタマーセンター業務)、設計サービス(給排水・電気設備設計、太陽光発電に関する設計・経済シミュレーション)を提供。

エプコ【2311】 スタンダード(内国株式)

住宅分野に特化し、再エネサービス(太陽光発電システム、蓄電池設置)、メンテナンスサービス(24時間365日対応のカスタマーセンター業務)、設計サービス(給排水・電気設備設計、太陽光発電に関する設計・経済シミュレーション)を提供。

事業内容

エプコ株式会社とそのグループ会社は、住宅分野を中心に事業を展開しています。主な事業セグメントには、再エネサービス、メンテナンスサービス、設計サービスがあります。

再エネサービスでは、新築・既存住宅の省エネルギー化を目指し、太陽光発電システムや蓄電池、オール電化設備の企画、提案、設計、施工を手掛けています。エプコは、東京電力エナジーパートナー株式会社との合弁会社であるTEPCOホームテック株式会社、100%子会社の株式会社ENE's、三井物産株式会社との合弁会社であるMEDX株式会社を通じて、これらのサービスを提供しています。また、海外市場においては、中国最大の住設管材メーカーであるCHINA LESSO GROUPと合弁会社を設立し、太陽光発電事業を推進しています。

メンテナンスサービスでは、住宅会社から既設住宅のカスタマーセンター業務を受託し、24時間365日体制で住宅全般のメンテナンス相談や依頼を受け付けています。エプコは、顧客情報を一元管理し、アフターメンテナンスやリフォームに関する全情報の維持・更新を通じて、長期にわたる顧客管理を支援しています。

設計サービスでは、低層住宅の新築に際して、給排水設備設計、電気設備設計、太陽光発電に関する設計・経済シミュレーション業務などを提供しています。エプコは、設備機器メーカーや建築建材商社と連携し、設計及びコンサルティングサービスを提供しており、施工性に優れた標準化部材の共同開発も行っています。

これらの事業を通じて、エプコは住宅分野における省エネルギー化、低炭素化の推進、顧客満足度の向上に貢献しています。

経営方針

エプコ株式会社は、2025年に向けた新たな中期経営計画を策定し、デジタル技術を活用して住宅ライフサイクル全体の最適化とSDGsへの取り組みを実現することを目指しています。同社は、設計から工事、アフターメンテナンスまでの情報をクラウドで一元管理できるプラットフォームの提供を通じて、プレファブ化による産業廃棄物の削減、メンテナンスによる持続可能な住まいづくり、電化住宅による脱炭素社会づくりを推進しています。

具体的な事業方針として、設計サービスではBIMクラウドを用いた設計データの3次元化を進め、建築工事のプレファブ領域拡大と設計情報の共有による建築工事の合理化を図っています。メンテナンスサービスでは、CRMクラウドを活用し、居住者と修理関係者の情報共有を図り、メンテ業務の効率化と住宅資産の維持管理容易性の向上を目指しています。再エネサービスでは、省エネ機器と電気料金をセットにしたサブスクモデルを提供し、電化住宅の普及と脱炭素社会の実現に貢献しています。

エプコは、定量目標として、売上高、経常利益率、ROEの大幅な向上を目指しており、建築DXを通じて既存モデルの高付加価値化と高成長・高収益化を目指しています。セグメント別の売上高目標では、設計サービス、メンテナンスサービス、再エネサービスの各事業で年平均成長率の大幅な向上を計画しており、特にメンテナンスサービスと再エネサービスにおいて高い成長率を目指しています。

これらの戦略を通じて、エプコは住宅産業におけるサプライチェーン全体の効率化及び脱炭素化を推進し、持続可能な社会の実現に貢献していく方針です。