事業内容
フジグループは、株式会社フジを中心に子会社27社、関連会社3社から構成される企業集団で、総合小売業を主軸に多岐にわたる事業を展開しています。同社の事業セグメントは、持株会社・不動産賃貸業、総合小売業、DVD・CD・書籍の小売及びレンタル業、スーパーマーケット、自動車販売業、医薬品化粧品等小売業、食品製造・加工販売業、食品加工業、容器・機械等の洗浄・清掃業、飲食業、クレジットカード事業、総合フィットネスクラブ事業、青果卸売業、菓子卸売業、水産物の加工、卸売業、農業、不動産賃貸業、総合ビルメンテナンス業、冷凍設備等の工事設計施工業、清掃業、一般旅行業、旅行代理店業、自動車賃貸業、障がい福祉サービス事業、介護サービス業など、幅広い分野に及んでいます。
具体的には、フジ・リテイリングやマックスバリュ西日本株式会社が総合小売業を、フジ・TSUTAYA・エンターテイメント株式会社がDVD・CD・書籍の小売及びレンタル業を、株式会社フジマートや株式会社フジマート四国がスーパーマーケット事業を、株式会社フジモータースが自動車販売業を、株式会社レデイ薬局が医薬品化粧品等小売業を、株式会社フジデリカ・クオリティや株式会社フジ・ハートデリカが食品製造・加工販売業を担っています。また、株式会社フジ・カードサービスがクレジットカード事業、株式会社フジ・スポーツ&フィットネスが総合フィットネスクラブ事業を展開しており、その他にも多数の事業を通じて、生活提案型の事業活動を行っています。
経営方針
フジグループは、経営ビジョン「お客さまと従業員の『圧倒的な安心とワクワク』を実現する~最も地域に貢献する企業集団~」を掲げ、中国・四国エリア及び兵庫県西部を中心に、地域とお客さまの豊かな生活づくりに貢献しています。経営方針には「現場重視」「従業員満足」「シナジー創出」を挙げ、地域のお客さまに支持される店舗、従業員が誇りを持って働ける職場、マスメリットの追求による強固なプラットフォームの構築を目指しています。
中期経営計画では、2024年3月の合併新会社発足を見据え、株式会社フジ・リテイリング及びマックスバリュ西日本株式会社との経営統合を推進中です。統合推進委員会・分科会を設置し、事業課題の解決やシナジー創出の定量目標策定、具体的な解決策の立案・実行を進めています。新会社は、持続的な成長、地域共生・地域密着の深化、強固な顧客基盤づくりを目指し、中期経営計画の策定に取り組んでいます。
同社グループは、新型コロナウイルス感染症の影響や社会問題に対応しつつ、お客さまの安全・安心意識の高まりや生活様式の変化、コスト上昇への対応、人材確保、生産性の高い働き方の実現など、継続的な課題に取り組んでいます。また、経営統合を推進し、共同仕入れ、PB商品の共同開発、システム統合、サプライチェーンの再構築、資材・什器・備品等の共同調達、ネットビジネスの共同研究・開発などに重点的に取り組み、統合シナジーを最大限活用しています。
フジ・リテイリングでは、「最新基準の店舗づくり」を掲げ、安全・安心が確保された快適な買物環境の追求、デジタル化の推進、多様化ニーズへの対応に注力しています。また、マックスバリュ西日本株式会社では、スーパーマーケットの基本に徹底して取り組み、お客さまが安全に安心して買い物ができる環境づくりを実践しています。これらの取り組みを通じ、フジグループは地域に根差した事業展開を進め、持続可能な成長を目指しています。