事業内容
理経は、IT及びエレクトロニクス業界における国際的な商品の輸出入販売を主要業務とする企業グループです。同社グループは、理経およびその子会社4社で構成され、日本、米国、アジアの技術的発展と業界動向に注目しています。
同社グループの事業セグメントは、「システムソリューション」、「ネットワークソリューション」、「電子部品及び機器」の3つに分類されます。これらのセグメントは、それぞれ特定のニーズに応える製品やサービスを提供しています。
「システムソリューション」セグメントでは、理経と株式会社ネットウエルシステムが中心となり、システムの提案から設計、実装に至るまでの一連のソリューションを提供しています。一方、「ネットワークソリューション」セグメントは、ネットワーク関連の技術やサービスを手がけ、理経がこの分野での主要な役割を担っています。
最後に、「電子部品及び機器」セグメントでは、理経をはじめ、リケイ・コーポレーション(H.K.)リミテッド、株式会社エアロパートナーズ、エアロパートナーズ・アメリカ,Inc.が、電子部品や機器の販売を行っており、このセグメントはグループ内で最も多くの会社が関与しています。
これらの事業セグメントを通じて、理経グループは技術的発展に貢献し、国際的な市場での競争力を高めています。
経営方針
理経は、社会変革を先取りした発想と先端技術で顧客のニーズに応えるソリューションを提供し、高度情報化社会への貢献を目指しています。同社は、ESG投資、カーボンニュートラル、SDGsの課題解決を重視し、多様性のある人的資本への投資や知的財産の保護を通じて競争力を確保しています。
中期経営計画では、構造改革、基盤強化、企業価値の向上、社会貢献の4つの基本方針を掲げています。構造改革では、収益力向上のために事業の選択と集中を進め、グループ会社間での相乗効果を追求しています。基盤強化においては、他社との業務提携やM&Aを積極的に行い、社内活性化と人財層の強化に努めています。
企業価値の向上には、業績や収益力の改善を図り、社外への情報発信やIR活動を通じて認知度の改善に努めています。社会貢献では、サステナビリティやカーボンニュートラルへの対応、DX推進を積極的に推進し、SDGsへの貢献を目指しています。
経営環境としては、新型コロナウイルス感染症の長期化や地政学リスクの影響により、景気の見通しが不透明な状況が続いています。同社グループは、IT投資需要の増加や社会課題の解決に向けた動きに注目しつつ、競争激化や供給面の制約に注意を払いながら、厳しい経営環境に対応しています。
中期経営計画の目標としては、2025年3月期に連結売上高118億6千万円、連結営業利益3億2千万円、連結当期純利益2億3千万円、ROE 5%を達成することを掲げています。これらの戦略を通じて、理経は持続可能な成長を目指しています。