事業内容
タカチホは、多岐にわたる事業セグメントを展開している企業です。主な事業としては、みやげ卸売事業、みやげ小売事業、みやげ製造事業、温浴施設事業、不動産賃貸事業、アウトドア用品事業が挙げられます。これらの事業は、タカチホ及びそのグループ会社によって運営されています。
みやげ卸売事業では、観光みやげ品をホテルや宿泊施設、JR駅、高速道路のサービスエリアなどに卸売しており、このセグメントにはタカチホと株式会社越後銘販を含む11社が関与しています。一方、みやげ小売事業は、高速道路のサービスエリアや観光地にある直営店での販売を行っており、タカチホともう一社の連結子会社が担当しています。
みやげ製造事業では、主にクッキー類を含むみやげ用食品の製造をタカチホが手掛けています。温浴施設事業では、長野市にあるスーパー銭湯「まめじま湯ったり苑」を運営。不動産賃貸事業では、同じく長野市に位置する商業施設「ショッピングタウンあおぞら」の運営を行っています。
アウトドア用品事業は、長野県内の3箇所にある直営店で釣具やアウトドア用品の販売を展開。その他の事業としては、ギフト、飲食店舗、保険事業の運営がありますが、保険事業は2022年7月31日に事業譲渡が行われ、ギフト店に関しては2023年3月31日に営業を終了しています。
これらの事業内容は、タカチホとそのグループ会社が連携して展開しており、多様なニーズに応える幅広いサービスを提供しています。
経営方針
タカチホは、レジャー産業を軸に多様な事業を展開する総合商社です。同社は「リスタート ~新時代に向けた価値創造~」を中期スローガンに掲げ、事業構造改革を推進し、企業利益、資本効率、生産性の向上に取り組んでいます。成長戦略として、新たなサービスの立案・実施、新規商材の発掘、商品力強化、キャッシュフローの改善などに努め、収益の確保を目指しています。
人材育成にも力を入れており、マネジメントスキルの向上、権限委譲、キャリアプランの確立などを通じて、組織力の強化を図っています。また、多様性の確保と推進、女性管理職比率の向上、健康経営の推進などにより、従業員の処遇向上にも注力しています。
中長期的な取り組みとしては、IR強化、中期経営計画へのコミット、成長に向けた投資、業務効率化、DXによる業務効率化、他業種との連携強化などを進め、企業価値の向上を目指しています。これらの戦略を通じて、タカチホは市場における優位性を確保し、社会から求められる企業を目指しています。