事業内容
ソーダニッカは、化学品専門商社として無機薬品、有機薬品、合成樹脂を主要な取扱品目とし、8つの子会社と共に事業を展開しています。主な事業セグメントは化学品事業、機能材事業、その他事業の3つです。
化学品事業では、無機薬品や有機薬品を化学、紙パルプ、食品・洗剤、官公庁など多岐にわたる市場に販売しています。これにより、幅広い産業分野でのニーズに応えています。
機能材事業では、合成樹脂や機器・材料を食品、樹脂加工、電機などの市場に提供しています。これにより、製品の多様性と市場の拡大を図っています。
その他事業には、不動産の賃貸収入や、ソーダニッカビジネスサポート株式会社をはじめとする子会社の活動が含まれます。これらの子会社は、地域や業種に応じた専門的なサービスを提供しています。
ソーダニッカビジネスサポート株式会社は、受託業務や倉庫・運送業を行い、曹達日化商貿(上海)有限公司は中国市場での工業薬品販売を担当しています。PT.SODA NIKKA INDONESIAとSODA NIKKA VIETNAM CO.,LTD.は、それぞれインドネシアとベトナムでの工業薬品販売を行っています。
また、株式会社日本包装は関西と中国地区で包装資材の加工販売を行い、モリス株式会社はベトナムからの商品輸入と企業コンサルティングを提供しています。株式会社日進は中部、関西、北陸地区で包装資材・機器の販売を行い、有限会社野津善助商店は山陰地区で化学工業薬品や食品添加物の販売を行っています。
経営方針
ソーダニッカは、化学品専門商社としての地位を強化しつつ、2030年度までの長期ビジョン「Go forward」を掲げています。このビジョンでは、化学・機能製品に関する商品からサービスまでのあらゆる機能を備え、顧客と社会の課題解決に貢献することを目指しています。特に、事業価値と社会価値の双方を向上させることを目標とし、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを進めています。
この長期ビジョンを実現するため、ソーダニッカは2023年度から4年間の中期経営計画「Go forward STAGE3」を開始しました。この計画は、新たな成長軌道を築くための変革を果たすステージと位置付けられています。2027年3月期の経営目標として、資本コストを意識した経営を行い、株主資本コストを上回るROEを重要指標としています。
ソーダニッカは、各事業において時代の変化に即したビジネスモデルの発展に挑戦しています。また、事業や人材への積極的な成長投資と安定的な株主還元を念頭に、資本効率の改善を図ることが重要な課題とされています。これにより、具体的な成果を上げることを目指しています。ソーダニッカは、経済成長を続けながら脱炭素社会の実現を目指し、安全・安心な生活に貢献する企業としての役割を果たしていく方針です。