事業内容
ワキタとそのグループ会社(2023年2月28日現在で連結子会社12社)は、多岐にわたる事業セグメントを展開しています。主要な事業内容としては、土木・建設機械、荷役運搬機械の販売及び賃貸事業、映像・音響機器、介護用品の販売及び賃貸事業、そして不動産の賃貸及び販売事業が挙げられます。
具体的には、建機事業においては、ワキタ自身と子会社の千葉リース工業株式会社、東日興産株式会社を含む他社が、土木・建設機械や荷役運搬機械の販売と賃貸を手掛けています。商事事業では、ワキタと子会社のサンネットワークリブ株式会社が、商業設備や映像・音響機器、介護用品の販売と賃貸を行っています。不動産事業においては、ワキタと子会社の株式会社コルディアが、商業用ビルやマンションの賃貸、分譲販売、さらにはホテル経営に至るまで幅広い活動を展開しています。
これらの事業セグメントは、ワキタグループの多角的なビジネスモデルを形成しており、建設業界から不動産、さらには介護といった異なる市場へのアプローチを可能にしています。各事業の位置付けや役割は、セグメント情報における事業区分と一致しており、ワキタグループの総合的な事業戦略の一環として機能しています。
経営方針
ワキタは、創業以来の社是「幸せ」を体現するため、顧客の課題解決に応えるソリューション提供カンパニーとしての役割を追求しています。同社は、業績伸長を通じて企業価値を向上させ、顧客、仕入先、従業員、株主、そして社会全体の幸福を実現することを目指しています。この目標を達成するために、同社は中期経営計画「2025中期経営計画」を策定し、堅固な財務基盤の上に「安定から成長へ」というキーワードを掲げています。
同社の成長戦略は、建機事業、商事事業、不動産事業の3つの主要セグメントに焦点を当てています。建機事業では、災害復旧・防災活動、国土強靭化へのインフラ整備取組支援、ICT・技術提案による建設業界の諸問題解決を目指しています。商事事業では、カラオケ事業の維持拡大と介護業界への支援を通じて、高齢化社会に貢献しています。不動産事業では、快適なオフィス環境、住空間、ホテルでの寛ぎの提供を通じて社会に貢献しています。
数値目標としては、2025年2月期に連結売上高925億円、連結営業利益80億円、EBITDA140億円、ROE5.0%を掲げています。また、成長投資と株主還元の両立を目指し、配当と自己株式購入を含めた総還元性向を100%とする方針を打ち出しています。
さらに、サステナビリティへの取り組みを強化し、持続可能な社会の実現を目指しています。これには、サステナビリティ委員会の設置や気候変動への対応などが含まれます。人材育成にも力を入れており、社員から創造されるビジネスを重視し、多様な人材の採用と育成に注力しています。
ワキタは、これらの戦略を通じて、企業価値の向上と社会への貢献を目指しています。