事業内容
デサントは、自社および子会社11社、関連会社7社で構成されるグループ企業であり、主にスポーツウェア及びその関連商品の製造・販売を手掛けています。関連商品には、シューズやバッグなどが含まれます。また、デサントグループには、株券等の取得及び保有を行うBSインベストメント株式会社や、総合商社である伊藤忠商事株式会社といった関係会社も存在します。
デサントの事業は、スポーツウェアの製造・販売に特化しており、アスリートやスポーツ愛好者に向けた高品質な製品を提供していることが特徴です。シューズやバッグなどの関連商品も、スポーツシーンをサポートするアイテムとして、幅広いニーズに応えるラインナップを展開しています。
このように、デサントはスポーツウェアと関連商品の製造・販売を核とした事業を展開しており、スポーツのあらゆるシーンで活躍する製品を提供することで、スポーツ文化の発展に貢献しています。
経営方針
デサントは、2022年3月期から2024年3月期までの中期経営計画「D-Summit 2023」を策定し、日本、韓国、中国の3つの市場で安定的な収益を目指す成長戦略を推進しています。この計画では、地域別戦略の実行、日本事業の収益改善、そしてモノづくりの強化の3つの重点戦略を掲げています。
日本では収益性の向上を、韓国では安定成長を、中国では規模拡大を目指し、それぞれ地域特有の戦略を実行しています。日本事業では、DTC(Direct to Consumer)事業の強化を中心に、商品企画及び流通改革を進め、収益性の向上を図っています。また、基幹システムの刷新や新人事制度への転換を通じて、経営効率の向上を目指しています。
モノづくりの強化では、プレミアムスポーツウェアとしての存在感を発揮し、「MoveWear」として動くためのウェアを展開しています。研究開発拠点(DISC)と自社工場を活用し、消費者ニーズに応える製品開発を進めています。さらに、マテリアリティ解決につながるモノづくりを目指しています。
財務目標としては、2024年3月期に営業利益8,500百万円、経常利益13,000百万円、親会社株主に帰属する当期純利益11,000百万円を計画しており、過去最高益を目指しています。また、日本事業におけるDTC構成比率の向上に重点を置き、2024年3月期終了時点で国内物販売上全体の55%以上を目標としています。
デサントは、社会から期待される責任を果たし、事業の持続可能な成長を促進させるため、環境保護活動への取り組み強化や組織風土づくり・人材活用など、マテリアリティ(重要課題)の解決に向けた取り組みを行っています。これらの戦略を通じて、デサントはスポーツを通して人々の身体と心を豊かにし、健全なライフスタイルの創造に貢献していくことを目指しています。