山善【8051】 プライム(内国株式)

工作機械、物流・メカトロ機器、厨房・浴室機器、家電・インテリア、イベント企画、旅行斡旋、倉庫・保管サービスを展開。

山善【8051】 プライム(内国株式)

工作機械、物流・メカトロ機器、厨房・浴室機器、家電・インテリア、イベント企画、旅行斡旋、倉庫・保管サービスを展開。

事業内容

山善は、生産財、住設建材、家庭機器製品の販売を手掛ける多岐にわたる事業を展開しています。同社グループは、山善本体と子会社23社、関連会社1社で構成され、各製品別に戦略立案と事業展開を統括する組織を有しています。

生産財関連事業では、機械事業部が工作機械や鍛圧・板金機械、射出成形機などの販売、輸出入、海外調達を行い、機工事業部ではマテハン、メカトロ機器、環境改善機器などの販売とトータルプランニングを提供しています。また、2023年4月1日には機工事業部を産業ソリューション事業部とツール&エンジニアリング事業部に分割しました。

消費財関連事業においては、住建事業部が厨房機器や浴室機器、空調・換気関連機器などの販売と関連工事を、家庭機器事業部が家電、インテリア家具、アウトドア用品などの企画、開発、販売を行っています。

その他の事業として、イベント企画、旅行斡旋、倉庫・保管サービスを提供しており、これらの事業を通じて山善は幅広いニーズに応える多角的な事業展開を行っています。主な関係会社には、ヤマゼンクリエイト株式会社、ヤマゼンロジスティクス株式会社、株式会社トラベルトピアなどがあります。

経営方針

山善は、生産財、住設建材、家庭機器製品の販売を手掛ける多岐にわたる事業を展開しており、その成長戦略は、サステナブルな未来を目指すというパーパスのもと、2030年に向けた企業ビジョン「世界のものづくりと豊かなくらしをリードする」を掲げています。このビジョンを実現するため、同社は「顧客密着戦略」「トランスフォーム戦略」「デジタル融合戦略」「人財マネジメント戦略」という4つの大方針を立て、それに紐づく主要施策を定めています。

重要課題として、「グリーンビジネスの拡大」「デジタル化による顧客価値の最大化」「働きがいのある職場の実現」「持続可能な調達・供給の実現」「透明性のあるガバナンス体制の確立」を特定し、これらの取り組みを通じて企業価値の向上と持続可能な社会の実現を目指しています。

中期経営計画「CROSSING YAMAZEN 2024」では、各事業部門が独自に培ったノウハウや提供価値を掛け合わせ、新しい価値を生み出すことを目標に掲げています。この計画の下、400億円の成長投資枠を設定し、事業投資、DX・システム投資、設備投資にそれぞれ配分しています。

経営指標としては、自己資本利益率(ROE)、基礎的営業キャッシュ・フロー、自己資本比率を重視し、2024年度の目標値を設定しています。これらの指標を通じて、持続的な企業価値向上を追求していく方針です。

山善は、これらの戦略と計画を基に、変化する経営環境の中で事業活動を行い、中長期的な成長を目指しています。