事業内容
スターゼン株式会社とそのグループ企業は、食肉の処理加工、ハム・ソーセージおよび食肉加工品の製造販売、豚・牛の生産・肥育など、食肉事業を中心に展開しています。同社は、自社での製造販売のほか、子会社19社、関連会社14社と共に幅広い事業活動を行っております。具体的には、スターゼンミートプロセッサー株式会社などの子会社やプライフーズ株式会社などの関連会社が食肉の処理加工を手掛け、ローマイヤ株式会社などの子会社がハム・ソーセージの製造を行っています。また、食肉の販売は、丸全株式会社などの子会社やサニーサイド株式会社などの関連会社を通じて行われており、生産・肥育は、有限会社ホクサツえびのファームなどの子会社やプライフーズ株式会社などの関連会社で実施されています。
さらに、スターゼンITソリューションズ株式会社などの子会社やゼンミ食品株式会社などの関連会社を通じて、情報処理や調味料製造など、食肉関連事業をサポートするその他の事業も展開しています。これらの事業活動を通じて、スターゼングループは食肉産業のさまざまなニーズに応える幅広いサービスを提供しています。
特集記事
経営方針
スターゼン株式会社は、食を通じて人々を幸せにすることを目指し、食肉卸売業を中心に多岐にわたる事業を展開しています。同社は、新たな中期経営計画(2023年4月1日から2026年3月31日)を策定し、「収益構造の再構築とサステナブルな事業運営」をテーマに掲げています。この計画では、国内ビジネスのサプライチェーンを強化し、海外事業の拡大や国内成長市場への販売拡大を通じて新たな収益基盤を築くことを目指しています。
具体的な戦略としては、海外事業の積極展開、国内成長市場へのアプローチ強化、国内事業の効率化、高付加価値商品の開発、サステナビリティ経営と経営基盤の強化が挙げられます。これらの戦略を通じて、スターゼンは、食肉需要の減少が見込まれる国内市場と、拡大が期待される海外市場の両方で、持続可能な成長を目指しています。
中期経営計画では、売上高4,400億円、経常利益100億円、EBITDA120億円を目標としています。これを支えるために、約400億円の投資を計画しており、その内訳としては、海外事業展開、国内事業の効率化、高付加価値商品の取り組み、DXや業務プロセス改革に向けた投資が含まれます。
スターゼンは、これらの戦略を通じて、食肉産業における持続可能な成長を目指し、社会課題の解決にも貢献していく方針です。