OUGホールディングス【8041】 スタンダード(内国株式)

水産物の荷受け、卸売、養殖、加工、物流、リース、仲卸、小売を展開、冷凍海老輸入からおにぎり加工まで幅広く手掛ける。

OUGホールディングス【8041】 スタンダード(内国株式)

水産物の荷受け、卸売、養殖、加工、物流、リース、仲卸、小売を展開、冷凍海老輸入からおにぎり加工まで幅広く手掛ける。

事業内容

OUGホールディングス及びその子会社17社、関連会社2社は、幅広い水産物関連事業を展開しています。主な事業セグメントには、水産物荷受事業、市場外水産物卸売事業、養殖事業、食品加工事業、物流事業、リース事業、水産物仲卸事業、水産物小売事業が含まれます。

水産物荷受事業では、子会社の㈱うおいちが卸売市場で水産物の販売を行っています。市場外水産物卸売事業では、㈱ショクリューが世界数十カ国から輸入される冷凍海老をはじめとする水産物を国内の市場や量販店に販売しています。養殖事業では、㈱兵殖が九州や四国近海でハマチやブリ、マグロの養殖を手掛けています。

食品加工事業においては、関空トレーディング㈱が鮮魚加工センターで定塩鮭冷凍製品やサーモンのフィーレ加工を、ダイワサミット㈱がおにぎり等の米飯加工を、㈱トウニチ水産がカット野菜の加工をそれぞれ行っています。

物流事業では、舞洲流通センター㈱が大阪港舞洲食品流通センターで水産物の仕分け・配送を担当しています。リース事業を展開する㈱トップは、保険代理業とリース業を手掛けています。水産物仲卸事業では、㈱大京、㈱タイゲン、㈱モトイが中央卸売市場で水産物の販売を行っており、水産物小売事業では、㈱黒門三平が黒門市場や百貨店での水産物販売を行っています。

これらの事業を通じて、OUGホールディングスグループは水産物の流通から加工、販売に至るまでの一連のサプライチェーンをカバーしており、水産物業界におけるその地位を確固たるものにしています。

経営方針

OUGホールディングスは、水産物を中心とした事業を展開し、幅広いサプライチェーンをカバーすることで業界内での地位を確固たるものにしています。同社は、「水産物をコアとし、お客様に価値ある商品とサービスを提供することにより、食文化の発展に貢献する」という経営理念のもと、生産者から消費者までの水産物流通のトータルシステムを通じて社会に貢献し、企業価値の最大化を目指しています。

2021年度から2023年度の3年間を対象とした中期経営計画「OUGグループ中期経営計画2021」では、事業規模の拡大と利益率の向上を目的としています。この計画において、同社は売上高、営業利益、経常利益を重要な経営指標と位置づけ、資本効率の向上と財務体質の強化を目指しています。

中期経営計画の中で、同社は「鮮魚事業の拡大」、「加工事業の拡大」、「エリア戦略の推進」、「海外事業の推進」の4つの重点テーマを掲げています。これらのテーマを通じて、バリューチェーンの最適化を図り、グループ役職員の行動変容を促すことで業績の向上を目指しています。また、グループ情報基盤の整備や品質保証システムの構築、サスティナビリティへの取り組みなど、グループ経営基盤の強化にも努めています。

これらの戦略を実行することで、OUGホールディングスはお客様に価値ある商品とサービスを提供し、食文化の発展に貢献するとともに、企業価値の最大化を図っていく方針です。