プリマハム【2281】 プライム(内国株式)

加工食品の製造・販売、食肉の処理・加工・販売、物流、清掃等サービスを展開。セブン-イレブンへの調理パン・惣菜供給、海外での加工食品販売も。

プリマハム【2281】 プライム(内国株式)

加工食品の製造・販売、食肉の処理・加工・販売、物流、清掃等サービスを展開。セブン-イレブンへの調理パン・惣菜供給、海外での加工食品販売も。

事業内容

プリマハムは、加工食品の製造・販売、食肉の処理・加工・販売を中心に事業を展開している企業です。同社グループは、プリマハムを含む親会社、連結子会社33社、持分法適用関連会社2社から構成されています。事業は大きく分けて加工食品事業部門と食肉事業部門に分類されます。

加工食品事業部門では、ハムやソーセージなどの加工食品の製造・販売を行っており、プリマハムミートファクトリー株式会社や秋田プリマ食品株式会社など複数の製造子会社が製品を生産しています。また、プライムデリカ株式会社や株式会社プライムベーカリーは、セブン-イレブン・ジャパンへ調理パンや惣菜を供給しています。海外では、PRIMAHAM(THAILAND) CO., LTD.やRudi's Fine Food Pte Ltdなどが加工食品の製造・販売を手掛けています。

食肉事業部門では、肉豚の生産・肥育から食肉の処理・加工、販売までを行っています。太平洋ブリーディング株式会社やジャパンミート株式会社などが生産・肥育を、プリマハムや株式会社かみふらの工房、西日本ベストパッカー株式会社が食肉の処理・加工を担当しています。販売は、プリマハムや関東プリマミート販売株式会社などが行っており、プリマロジスティックス株式会社が物流をサポートしています。

その他、同社グループは検査・衛生管理のコンサルティング業務や理化学機器の開発・製造・販売、情報処理業、人事・保険・不動産サービス業なども手掛けており、これらは株式会社つくば食品評価センターやプライムテック株式会社、プリマシステム開発株式会社、プリマ・マネジメント・サービス株式会社が担当しています。これらの多岐にわたる事業を通じて、プリマハムグループは食品産業のさまざまなニーズに応えています。

経営方針

プリマハムは、食肉及び加工食品の製造・販売を主軸に事業を展開している企業です。同社は、1931年の創業以来、「商品と品質はプリマの命」という経営理念のもと、製造技術の革新と新しいものづくりに挑戦し続けています。2021年4月には、同社グループの方向性を共有し、理解と浸透を深めるために目指す姿を改定しました。同社グループは、安全・安心でおいしく、愛される商品とサービスを提供し、健康で豊かな食生活と日々の感動を提供することで、持続的な成長と企業の永続性の確立を目指しています。

中期経営計画では、2023年度を初年度とする3ヶ年のローリングプランを策定し、自己資本利益率(ROE)10%以上と配当性向30%以上を安定して達成することを目標に掲げています。これにより、持続的な成長と企業の永続性の確立、並びに事業を通じたステークホルダーへの貢献を目指しています。

経営戦略としては、「営業力・開発力・商品力の強化により、売上と利益の規模と質を高め、ESGを重視した経営を推進し、『いつも、ずっと、お客様に愛され、支持される会社』になる」ことを基本方針としています。具体的な重点施策としては、ESGへの取り組みと持続可能な経営基盤の強化、外部環境の変化に対応した収益基盤の構築、成長投資とグローバル展開を挙げています。これらの施策を通じて、プリマハムは食文化と社会に貢献し、持続可能な社会の構築に貢献していく方針です。