三共生興【8018】 スタンダード(内国株式)

繊維製品の企画・生産・販売、海外ブランド商品の輸入販売・ライセンスビジネス、不動産賃貸、ビルメンテナンス等を展開。

三共生興【8018】 スタンダード(内国株式)

繊維製品の企画・生産・販売、海外ブランド商品の輸入販売・ライセンスビジネス、不動産賃貸、ビルメンテナンス等を展開。

事業内容

三共生興株式会社(以下、同社)とその連結子会社14社は、多岐にわたる事業セグメントを展開しています。主要な事業としては、ファッション関連事業、繊維関連事業、不動産関連事業が挙げられます。

ファッション関連事業では、ファッション製品の企画、生産、販売のほか、海外ブランド商品の輸入販売及びライセンスビジネスを手掛けています。このセグメントには、三共生興ファッションサービス株式会社や北陸三共生興株式会社勝山衣料事業部などが含まれます。また、DAKS SIMPSON LIMITEDやLEONARD FASHION SASなど、海外にも関連会社を持ち、グローバルな事業展開を行っています。

繊維関連事業では、繊維衣料製品のOEM事業を中心に、繊維事業全般を展開しています。このセグメントには、三共生興アパレルファッション株式会社が帰属しています。

不動産関連事業では、同社及びグループ会社所有の不動産を活用した貸オフィス、貸ホール、貸ビルを中心とした賃貸事業のほか、ビルメンテナンス事業、内装工事事業も手掛けています。このセグメントには、株式会社サン・レッツや北陸三共生興株式会社不動産事業部、株式会社横浜テキスタイル倶楽部などが含まれます。

これらの事業を通じて、同社グループは繊維製品の企画から生産、販売、さらには不動産賃貸やビルメンテナンスに至るまで、幅広い事業活動を展開しています。

経営方針

三共生興株式会社(以下、同社)は、その連結子会社と共に、ファッション関連事業、繊維関連事業、不動産関連事業を主軸に事業を展開しています。同社は、企業理念として「人の企業である」「挑戦の企業である」「共存共栄の企業である」「社会的責任の企業である」を掲げ、生活文化提案企業として社会に貢献することを目指しています。この理念のもと、同社は「共生NEXT100」という経営方針を定め、SDGs経営を推進し、持続可能な世界の実現を目指しています。

中期経営計画「CHALLENGE NEXT 100」では、2024年3月期を最終年度とし、アジア市場への注力、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進、全社戦略の3つを基本戦略としています。これらの戦略を通じて、同社は新型コロナウイルス感染症の影響や物価高騰などの厳しい経営環境の中でも、経営資源を有効活用し、長期的な視点で事業を展開していく方針です。

具体的な事業別戦略として、ファッション関連事業ではアジア市場への重点投資、DXを活用した売上拡大、サステナビリティへの取り組みを強化しています。繊維関連事業では、アパレル商材以外への取り組み強化や「チャイナプラスワン」戦略の推進、DXの活用による売上拡大を目指しています。不動産関連事業では、保有不動産の資産価値及び収益力の向上、イベントホールの稼働率向上、地域社会との共生を図っています。

経営指標としては、売上高経常利益率の向上を重視し、収益性と効率性の高い経営を目指しています。中期経営計画では、2024年3月期に連結売上高210億円、連結経常利益30億円を目標として掲げています。これらの戦略と目標をもとに、同社は次の100年に向けて新たな挑戦を続け、企業価値の向上を目指しています。