ナイガイ【8013】 スタンダード(内国株式)

靴下やエプロン、パジャマの卸売り、直営店運営、インターネット通販、ゴム糸製造、物流業務に従事。

ナイガイ【8013】 スタンダード(内国株式)

靴下やエプロン、パジャマの卸売り、直営店運営、インターネット通販、ゴム糸製造、物流業務に従事。

事業内容

ナイガイは、自社および子会社6社、関連会社1社から構成されるグループで、主に靴下やその他繊維製品の製造・販売および輸出入を手掛けています。事業は大きく分けて卸売り事業と小売り事業の2つのセグメントに分類されます。

卸売り事業では、ナイガイは自社ブランドやライセンスブランドの靴下、エプロン、パジャマなどを国内外の協力メーカーに生産委託し、これらの商品を国内の百貨店や量販店、専門店などに卸売りしています。また、商品の一部は海外に輸出されています。このセグメントにおいて、RONDEX(Thailand)CO.,LTD.はゴム糸の製造・販売を、株式会社インテクストはナイガイの物流業務をそれぞれ担当しています。

小売り事業では、ナイガイは靴下を中心とした直営店の運営と、靴下やその他繊維製品のインターネット通販およびカタログ通販を通じた直販を行っています。さらに、センティーレワン株式会社は革製品などのインターネット通販を手掛けています。

これらの事業を通じて、ナイガイグループは繊維製品の製造から販売まで一貫したビジネスモデルを展開し、多様な顧客ニーズに応えています。

経営方針

ナイガイは、創業の精神に基づき、消費者に信頼され選ばれる企業を目指しています。そのために、消費者起点の発想で新しい市場、技術、商品の開発に挑戦し、最高の商品とサービスを提供することを経営の基本方針としています。同社は、持続可能な成長事業ポートフォリオの構築と安定的な収益構造の実現を通じて、企業価値の向上を目指しています。具体的には、連結経常利益率3%以上の安定的な達成を目標に掲げています。

中長期的な経営戦略として、ナイガイはエッセンシャルウェアによる「パーソナル・ソリューションカンパニー」としての地位確立、小売り・直販事業の拡大、新たなボリュームビジネスの開拓、サプライチェーンの強化、環境と人に優しい社会の実現への貢献、コンプライアンス経営の推進、ガバナンス体制の強化、収益力の強化と環境整備に取り組んでいます。

また、ナイガイは4期連続の営業損失と営業キャッシュフローのマイナスを記録しており、早期業績回復による企業基盤の安定化が最重要の経営課題です。これに対処するため、百貨店事業の店頭販売力強化、商品付加価値の向上、サプライチェーンの強化、EC通販事業の売上拡大、コストコントロールの徹底などに着実に取り組んでいます。さらに、他企業との連携を視野に入れた事業構造改革による新しいビジネスモデル構築も進めています。これらの取り組みを通じて、ナイガイは継続的な企業価値向上を目指しています。