事業内容
イトーキは、ワークプレイス事業、設備機器・パブリック事業、IT・シェアリング事業の3つの主要な事業セグメントを展開しています。同社は、これらの事業を通じて、「働く」を基軸に、企業や組織、個人が直面する様々な課題に対して総合的な解決策を提供しています。
ワークプレイス事業では、「明日の「働く」を、デザインする。」というミッションステートメントのもと、オフィス家具やオフィス空間のデザイン、内装工事、オフィス移転のプロジェクトマネジメント、テレワーク用家具や学習家具など、働く環境の整備に必要な製品やサービスを提供しています。
設備機器・パブリック事業では、社会インフラや公共施設に対して、安全かつ魅力的な商品を提供し、社会や経済の発展に貢献しています。このセグメントでは、物流設備、特殊扉、オフィスセキュリティシステム、商業施設機器などを手がけています。
IT・シェアリング事業では、企業のデジタルトランスフォーメーションの推進や人材育成支援など、新たな価値創造をサポートするサービスを提供しています。このセグメントでは、オフィスシェアリング、オフィス機器のレンタルやリユース、ITシステムの開発やパッケージソフトウェアなどが主な商品・サービスとなっています。
これらの事業を通じて、イトーキは、企業や組織、個人が直面する様々な課題に対して、総合的な解決策を提供し、働く環境の改善に貢献しています。
経営方針
イトーキは、長い歴史を持ち、オフィスの発展に大きく貢献してきた企業です。同社は、顧客満足度(CS)と従業員満足度(ES)の両立を目指し、「健康経営」を宣言しています。ミッションステートメントに「明日の「働く」を、デザインする。」を掲げ、社会と社員の元気をつなげることで、生産性の向上や創造性の発揮を目指しています。
中期経営計画「RISE ITOKI 2023」では、売上高1,300億円、営業利益65億円、営業利益率5.0%、経常利益65億円、自己資本当期純利益率(ROE)7.0%以上を目標としています。この計画は、魅力ある商品とサービスの提供、コスト削減と生産性向上による安定的かつ永続的な成長を目指しています。
同社は、ポストコロナの「働く環境」づくりをリードするため、提案力強化と商品・サービス拡充に注力しています。また、構造改革プロジェクトを通じて、収益体質の維持と経営資源の最適化を図り、社会に新たな価値を提供することで、高い利益を創出し続ける企業体質の確立を目指しています。
イトーキは、サステナビリティにも積極的に取り組んでおり、「人も活き活き、地球も生き生き」というビジョンのもと、社会課題の解決に貢献しています。特に、脱炭素社会の実現や人的資本経営の取り組みを拡充しており、これらの活動を通じて、持続可能な社会の実現に努めています。
以上の取り組みから、イトーキは、革新的な商品とサービスの提供、経営の効率化、サステナビリティへの貢献を通じて、中長期的な成長を目指しています。