信越ポリマー【7970】 プライム(内国株式)

電子デバイス、精密成形品、住環境・生活資材、その他の事業セグメントで、入力デバイス、ディスプレイ関連デバイス、半導体関連容器、ラッピングフィルム等を製造・販売。

信越ポリマー【7970】 プライム(内国株式)

電子デバイス、精密成形品、住環境・生活資材、その他の事業セグメントで、入力デバイス、ディスプレイ関連デバイス、半導体関連容器、ラッピングフィルム等を製造・販売。

事業内容

信越ポリマーは、電子デバイス、精密成形品、住環境・生活資材、その他の4つの主要事業セグメントを持つ企業です。電子デバイスセグメントでは、入力デバイス、ディスプレイ関連デバイス、コンポーネント関連製品の製造・販売を行っています。これらの製品は、信越ポリマー自身およびそのグループ会社であるShin-Etsu Polymer(Malaysia)Sdn.Bhd.、蘇州信越聚合有限公司などによって製造されています。

精密成形品セグメントでは、半導体関連容器、キャリアテープ関連製品、OA機器用部品、シリコーンゴム成形品の製造・販売を手掛けており、これらは信越ポリマー及びShin-Etsu Polymer(Malaysia)Sdn.Bhd.、PT. Shin-Etsu Polymer Indonesiaなどのグループ会社によって提供されています。

住環境・生活資材セグメントでは、ラッピングフィルム等の包装資材関連製品、機能性コンパウンド、塩ビパイプ関連製品、外装材関連製品の製造・販売を行っており、信越ポリマー自身や㈱キッチニスタ、Hymix Co.,Ltd.などがこれに関わっています。

その他のセグメントでは、建築・店舗設計・施工サービスやその他加工品の販売を行っており、信越ファインテック㈱がこれらのサービスを提供しています。

これらの事業活動を通じて、信越ポリマーは幅広い製品とサービスを提供し、多様な市場ニーズに応えています。

経営方針

信越ポリマーは、技術力とグローバルなニーズへの対応力を強化し、持続的な成長を目指しています。同社は、既存事業の競争力を強化し、新事業の創出にも積極的に取り組んでいます。中期経営計画「Shin-Etsu Polymer Global & Growth 2027」では、売上目標を1,500億円、経常利益を200億円、ROEを10%超、配当性向を最大50%と設定しています。

事業戦略として、成長領域への新規需要の取り込み、基盤領域での販売力強化と生産性向上、海外売上比率の拡大を掲げています。また、財務・非財務戦略では、成長領域への重点的な投資、株主還元の強化、ESGへの取り組み強化を進めています。

具体的には、電子デバイス事業では自動車用途を中心に市場シェアの維持・拡大を目指し、精密成形品事業では半導体関連製品の拡販、住環境・生活資材事業では包装材料のシェア拡大と収益力強化に注力しています。また、原料価格の高騰への対応として、製品価格の改定や生産の効率化を進めています。

ESGの取り組みとしては、CO2排出量の削減、再生可能エネルギーへの電力変換、省エネ設備への切り替え、人権尊重、人財の多様性、CSR調達、ガバナンスの強化など、持続可能な社会の実現に貢献しています。

信越ポリマーは、これらの戦略を通じて、経済環境の変化に柔軟に対応し、成長を続ける企業集団を目指しています。