事業内容
興研は、マスク関連事業、環境関連事業、およびその他の事業を展開している企業です。同社のマスク関連事業では、労働安全衛生保護具としての防じん・防毒マスクなどを製造、販売しています。これらの製品は、作業現場での労働者の健康と安全を守るために不可欠なアイテムです。
環境関連事業においては、オープンクリーンシステムなどの製品を通じて、環境保護と作業環境の改善に貢献しています。このセグメントは、以前は「その他事業」に含まれていましたが、その量的な重要性が増したため、報告セグメントとして独立させています。
また、興研は公益財団法人酒井CHS振興財団との間で、本社建物の一部を賃貸する契約および業務委託契約を結んでいます。これにより、労災遺児等への奨学金支給事業や労働衛生研究助成事業の一部を支援しており、社会貢献活動にも力を入れています。
興研グループは、これらの事業を通じて、労働安全衛生の向上、環境保全、そして社会貢献に貢献している企業であることがわかります。
経営方針
興研は、クリーン、ヘルス、セーフティを事業領域とし、社会に貢献することを経営の基本方針としています。同社は、オリジナリティの高い技術をベースにした製品供給を通じて、新市場の創出を目指しています。特に、「世の中にない」「真に役立つ」製品の研究開発に注力し、顧客がまだ気づいていないニーズを満たすことで市場を創造することを目標としています。
興研は、技術立社を目指し、社員全員がイマジネーションとクリエーションを発揮することで、新たな技術革新と独創的な製品開発を推進しています。人材育成にも力を入れており、「興研トータル人事システムHOPES」を通じて、社員の多様性を受容し、専門知識と能力の向上を図っています。
技術開発においては、マイスター制度や月例研究発表会など独自の仕組みを用いて、オンリーワン、ナンバーワン製品の創出を目指しています。また、先進技術センターを中心に、社外の諸機関・企業との連携や共同研究を推進しています。
クリーン、ヘルス、セーフティの各分野で、革新的なクリーンシステム「KOACH」や感染対策用マスク「ハイラック350型」、電動ファン付き呼吸用保護具「ブレスリンク」シリーズなど、社会のニーズに応える製品の開発、普及に努めています。
興研は、堅実性と成長性を重視し、企業収益の安定的拡大を目指しています。変化に柔軟に対応し、市場占有率の向上と営業利益の拡大を図ることで、持続的な成長を目指しています。