事業内容
小松ウオール工業は、建築資材の製造、販売、および施工を手掛ける企業です。同社の主要事業セグメントは、可動間仕切、固定間仕切、トイレブース、移動間仕切、ロー間仕切などの製品群に分類されます。これらの製品は、オフィスビルや商業施設、教育機関など、さまざまな建築物の内装に使用されることを目的としています。
小松ウオール工業の製品は、空間の有効活用やプライバシーの確保、デザイン性の向上など、顧客の多様なニーズに応えることを目指しています。可動間仕切は、空間の柔軟な区分けを可能にし、固定間仕切は、安定した空間の確保に貢献します。トイレブースは、公共施設やオフィスビルなどでのプライバシー保護と衛生的な環境作りに寄与し、移動間仕切やロー間仕切は、特定のニーズに合わせた空間利用をサポートします。
同社は、これらの製品の製造から販売、施工まで一貫して手掛けることで、高品質なサービスの提供を実現しています。また、顧客の要望に応じたカスタマイズも可能であり、それぞれの建築物に最適なソリューションを提案しています。小松ウオール工業は、その技術力と豊富な製品ラインナップを強みとして、建築資材市場において確固たる地位を築いています。
経営方針
小松ウオール工業は、建築資材の専門メーカーとして、間仕切り製品の開発、製造、販売、施工、サービスを一貫して提供しています。同社は、建設業界の要請に応える新製品の開発とサービスの向上を通じて、業容の拡大と安定した収益の継続を目指しています。中期経営計画「NEXT VISION 2028」では、「Value Up from Creativity」をテーマに掲げ、既存間仕切事業の成長、新規製品の創出、生産・物流オペレーションの高度化を基本方針としています。
具体的な施策として、オフィス市場への進出拡大、新たな営業拠点の展開、製品用途の拡大、ブランディングの強化を挙げています。また、製品企画人材の採用・育成、製品技術力の向上、デザイン性の向上、マーケティングの強化を通じて、新規製品の創出に注力しています。生産ラインの生産性改善、協力会社とのリレーション強化、生産拠点の環境対策、物流網の再構築など、生産・物流オペレーションの高度化も進めています。
中期経営計画の定量目標として、2028年3月期までの売上高年平均成長率3%~6%、売上高営業利益率7%~10%、ROE5%~8%を掲げています。また、累計50億円以上の積極的な投資計画を立て、資本効率性を意識した経営と純資産配当率3.0%を下限とする配当実施を通じて、株主への利益還元を目指しています。さらに、社会課題の解決と持続的な成長を目指し、ESG経営を推進しています。これらの取り組みを通じて、小松ウオール工業は、持続可能な社会の構築に貢献し、企業価値の向上を目指しています。