事業内容
藤森工業株式会社とそのグループ会社は、ウェルネス、環境ソリューション、情報電子、建築・土木資材の4つの主要な事業セグメントを通じて、幅広い製品とサービスを提供しています。
ウェルネス事業では、医薬・医療用包装材、バイオ医薬品製造用シングルユースバッグ及び関連製品、医療機器、体外診断薬関連製品などを手がけ、身体と心の健康実現を推進しています。このセグメントは売上高の約20.9%、営業利益の22.3%を占めています。
環境ソリューション事業は、循環型社会に必要な価値を提供し、生活用品向け包装材、食品用包装材、プラスチック製液体容器(バッグインボックス等)を製造・販売しています。このセグメントは売上高の30.0%、営業利益の13.6%を占めています。
情報電子事業では、超スマート社会に必要な高機能部材を提供し、プロテクトフィルム、情報記録用材、剥離フィルムなどの製品をディスプレイ関連や電子部材関連市場に販売しています。このセグメントは売上高の32.8%、営業利益の21.0%を占めています。
建築・土木資材事業は、ビル用煙突、ボイドスラブ、空調用配管、トンネル用資材などを提供し、社会インフラ強化に貢献しています。このセグメントは売上高の16.3%、営業利益の43.1%を占めています。
藤森工業株式会社とそのグループ会社は、これらの事業を通じて、多岐にわたる市場でのニーズに応え、持続可能な社会の実現に貢献しています。
経営方針
藤森工業株式会社は、ウェルネス、環境ソリューション、情報電子、建築・土木資材の4つの主要事業領域を核に、企業価値の一層の向上を目指しています。同社は、ZACROS GROUP CONCEPTに基づき、「つつむ心」で寄り添い、次世代に誇れる未来を創造することを経営理念として掲げています。この理念を実現するため、「応えるを、超える。」という行動指針のもと、社会的責任と事業の発展を両立させる戦略を推進しています。
2021年度から始まる3年間の中期計画では、事業ポートフォリオの発展、サステナブルな社会の実現、グループブランドの強化を3つの重点領域としています。特に、医薬医療分野や環境/エネルギー領域での新事業立ち上げによる事業ポートフォリオの拡大、デジタルトランスフォーメーションの推進、グローバル展開の加速などにより、持続可能な社会の実現に貢献する製品やサービスの創出に注力しています。
また、気候変動への対応や石化由来原料依存からの脱却を目指し、2030年度までに低炭素社会、循環型社会、自然共生社会への貢献を目標としています。これらの目標達成に向けて、生産プロセスの変革や自然エネルギーの活用、環境対応型の製品やシステムの開発を進めています。
藤森工業株式会社は、これらの成長戦略を通じて、顧客のニーズや期待を超える価値を創造し、積極的に提案していくことで、変化する経営環境に対応し、持続可能な成長を目指しています。